内部被ばくを考える市民研究会 例会  2023年3月19日(日)13:30~16:30 埼玉県浦和(一般参加は500円。ツイキャスは無料。)  夜 質問コーナー(会員のみ) Zoomもあり(昼および夜会員のみ)

3月例会 2023年3月19日(日)13:30~16:30
日時 2023年3月19日(日) 13:30~16:30
会場 浦和PARCO9階 市民活動サポートセンター 南ラウンジテーブルAB
ツイキャス http://twitcasting.tv/naibuhibakushim/show/
会員の方はZoomでも参加できます。

(1) 岸田政権の「60年超え原発運転の認可」。原発敗戦を考える。

・高浜原発4号機の制御棒落下事故(2023年1月30日)

・東海第二原発の非常用電源喪失(2023年2月21日)

・志賀原発直下には活断層はない-原子力規制委員会(2023年3月3日)


報告:川根眞也(内部被ばくを考える市民研究会)
13:30~14:30

川根眞也 facebook 岸田政権 60年超え原発稼働を認可する方針を閣議決定 2023年2月28日

写真:3・11後を生きる こちら原発取材班 岸田政権 脱炭素社会へ基本方針 原発推進に大転換 2023年1月9日 東京新聞 朝刊 14面

(2)熊本県山都町東竹原地区で大規模最終処分場の建設計画。心配される水の汚染
報告:三枝彩子
14:30~15:00

(3)東京都国分寺市、沖縄県、静岡県清水市でPFAS汚染。肝臓がん、妊婦高血圧症、精巣がん、甲状腺疾患、潰瘍性大腸炎、高コレステロール、腎細胞がん、などを誘発する可能性。マクドナルドは2021年このPFASの油紙の使用を停止した。
報告:川根眞也
15:00~15:30

(4)内部被ばくをめぐって

・東電 福島第一原発 メルトダウン汚染水の福島県沖海洋放出迫る

・福島県の小児甲状腺がん裁判をめぐって

・国際放射線防護委員会(ICRP)、国連科学委員会(UNSCEAR)の放射線防護理論の破綻(その1)

報告:川根眞也
15:30~16:30

会員の方、および事前申し込みの方はZoomでも参加できます。視聴、Zoom参加される方はカンパ500円程度をよろしくお願いいたします。会員の方は200円です。

※ 事前申し込み(カンパもよろしくお願いします)
  内部被ばくを考える市民研究会事務局
  E-mail entry.naibu@gmail.com まで

(1)お名前
(2)メールアドレス
(3)住所
(4)お電話番号
(5)質問
をお書きの上、お申し込み下さい。

振込先:内部被ばくを考える市民研究会
ゆうちょ銀行からの場合
ゆうちょ銀行 記号 10370 番号73181351

ゆうちょ銀行以外の金融機関からの場合
ゆうちょ銀行 店名 〇三八(読み方 ゼロサンハチ) 普)7318135

※上記口座にてカンパ金も受け付けています。
 カンパ金をお振込いただく際は、メールにてお名前・振込日・振込金額をお知らせください。

※ 内部被ばくを考える市民研究会の例会は、隔月に1回、日曜日に開催しています。以下、ツイキャスをご覧下さい。会員の方はZoomでも視聴できます。

ぜひ、ツィキャスをご覧下さい。過去の録画も視聴できます。

ツイキャス http://twitcasting.tv/naibuhibakushim/show/

[記事1]

神話の山に産廃処分場 熊本・山都 毎日新聞 2022年7月24日 熊本版

森と海からの手紙
神話の山に産廃処理場計画 自然愛する熊本・山都の住民をよそに

2022年7月24日 毎日新聞 熊本版

 梅雨明け直後の、熊本県山都町(やまとちょう)。日本書紀に登場する神話「天孫降臨」の舞台となった宮崎県・高千穂峰に連なる山間地にある町である。その東竹原(ひがしたけばる)地区にある旧家で、栗屋克範さん(70)が、嘆息交じりに言った。

 「時代の流れに翻弄(ほんろう)されず、目先の利益にとらわれず、孫子の時代を思い浮かべながら、未来に育むべきものは何なのか、みんなで考えることはできないでしょうか」

 自然を育む家業に誇りを持って、林業一筋に400年続く栗屋家の12代目。「高祖父が手塩にかけて育てた木で建てた」という屋敷の、黒光りする梁(はり)や柱が、築100年余の歳月を物語る。

 家の周囲には、樹高30メートルを超える樹齢400年ものケヤキやトチの大木がそびえている。一角には、守り神の「荒神(こうじん)様」が祭られ、代々、師走にはしめ縄を飾り、お神酒をささげて、清流で洗った石を積んできた。歳月を経て、それは縦横2メートル、高さ1メートル半ほどの石積みとなっている。

   ◇

 そこから数百メートルのところにある峡谷に、産業廃棄物処理場建設の話が持ち上がったのは、昨秋だった。水面下で用地買収が進んでいた。

 谷から流れ出た川は五ケ瀬川に合流し、天照大神(あまてらすおおみかみ)が隠れたとされる「天岩戸(あまのいわと)」で知られる高千穂渓谷を経て、日向灘に注ぐ。

 熊本市内に本社を持つ産廃業者によると、「管理型最終処分場」と「中間処理施設」が建設され、東京ドーム4個分ほどの面積に、最大でドーム2・4個分の産業廃棄物を埋め立てる計画だ。埋め立て期間は30~60年。南海トラフ地震発生時の災害廃棄物の投棄も、視野に入れている。

 今年5月には、住民説明会が行われ、町民ら約120人が出席。「地下水の汚染の心配はないのか」「(地震などで)有害物質が漏れないのか」などの懸念の声が上がった。

 業者側は、土壌汚染防止用の遮水シートを設置し、廃棄物に触れた汚染水は、浄化施設を経て放流すると説明。今後、環境アセスメントが行われるが、遮水シートの耐久性は未知数だ。

 地区住民は今年1月、克範さんを代表に「東竹原産廃阻止期成会」を結成。地域には、「大自然をそのままに」と記されたのぼり旗が立ち並ぶ。

 「確かに、産廃処分場はどこかに必要になるでしょう。それが豊かな自然や水源涵養(かんよう)力に満ち、有機農業を地域活性の柱に据えたこの町である理由を、受益者も含めて全員で見直すことはできないでしょうか」

 「悲しいのは、町内でも、水系が異なる地域では関心が薄いことです。沖縄基地問題や原発の問題もしかり。『自分のところに関係なければ、しょうがない』という空気を感じます」

 ケヤキの木を見上げて、克範さんが頭を振った。
太子堂のお籠りに集まった暮瀬集落の住民たち=熊本県山都町で2022年7月1日午後3時47分、萩尾信也撮影
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太子堂のお籠りに集まった暮瀬集落の住民たち=熊本県山都町で2022年7月1日午後3時47分、萩尾信也撮影

   ◇

 私が、初めて山都町を訪れたのは、2014年の初夏だった。

 「山都町に『日本国』という地名の一角がある。今では、イノシシのすみかになっている」。熊本に住む友人の話がきっかけだった。

 そこは、過疎と高齢化の波に洗われる典型的な中山間地だった。漂泊の俳人、種田山頭火の句「分け入っても分け入っても青い山」の舞台となった緑豊かな山々も、戦後の乱伐で荒廃。エサとなる広葉樹の減少も一因となって、シカやイノシシが里に下り、獣害の問題が深刻化している。

 棚田百選に選ばれた田園も、年を重ねるほどに耕作放棄地が目立つようになり、残った田畑はことごとく、獣害よけの電気の柵に囲まれている。

 日本国のある島木地区の暮瀬(ぼぜ)集落を再訪したのは、7月1日だった。

 集落の守り神の御大師様が祭られている太子堂には、住民が集い、先祖代々「お籠(こも)り」を続けてきた。田植えや稲刈り、草刈りや普請作業から冠婚葬祭の手伝いまで、お籠りの席で住民の総意で決めてきた歴史がある。

 「田舎は公助の手当は薄かばってん、ここでは、共助や自助は当たり前。きれいな水と田畑がある限り、何が起ころうと、都会の人ほどうろたえることはありません」

 集落の顔役の岩田一昭さん(73)の言葉である。

   ◇

 暮瀬のお籠りの翌日、町役場がある浜町の高台にある桑鶴神社を訪ねた。

 雑草の生い茂る参道を上ると、樹齢300年の杉の大木の傍らに社があった。伝承によれば、決め事をする際、この地方の神々がその枝々に集結。全会一致に至るまで協議を尽くしたとされ、「異議無原(いぎなばる)」とも呼ばれている。

 そして2022年初夏。住民の総意とは程遠く、産廃建設計画が進んでいる。【客員編集委員・萩尾信也】

内部被ばくを考える市民研究会 例会  2022年12月4日(日)13:30~16:30 三田茂医師を迎えて ツィキャスのみ配信(無料で視聴できます)  夜 質問コーナー(会員および三田医院受診者限定) Zoomのみ(事前申し込みの方)

(1)三田茂講演「2011年フクシマ原発事故による放射能汚染 東京から避難移住した一開業医が東日本、首都圏、さらに岡山の健康被害を考える 第5報
―2022年11月5日 岡山市医師会医学会発表講演を中心にー」
新ヒバクシャの「能力減退症」、新型コロナのワクチン接種による副反応、の諸症状とその治療実績についても話していただく予定です。
日時 2022年12月4日(日) 13:30~16:30
ツイキャス http://twitcasting.tv/naibuhibakushim/show/
会員および事前申し込みの方はZoomでも参加できます。

(2)三田茂先生への質問会
日時 2022年12月4日(日) 20:00~22:00
Zoomのみ 事前申し込みのあった方のみ。会員以外の方は氏名、住所等の申し込みが必要です。三田医院を受診された方のみが実名で参加できます。

会員の方、および事前申し込みの方はZoomでも参加できます。視聴、Zoom参加される方はカンパ1000円程度をよろしくお願いいたします。

※ 事前申し込み(カンパもよろしくお願いします)
  内部被ばくを考える市民研究会事務局
  E-mail entry.naibu@gmail.com まで

(1)お名前
(2)メールアドレス
(3)住所
(4)お電話番号
(5)三田先生への質問
をお書きの上、お申し込み下さい。

振込先:内部被ばくを考える市民研究会
ゆうちょ銀行からの場合
ゆうちょ銀行 記号 10370 番号73181351

ゆうちょ銀行以外の金融機関からの場合
ゆうちょ銀行 店名 〇三八(読み方 ゼロサンハチ) 普)7318135

※上記口座にてカンパ金も受け付けています。
 カンパ金をお振込いただく際は、メールにてお名前・振込日・振込金額をお知らせください。

三田医院ホームページより
被曝対応
http://mitaiin.com/?page_id=10

2011年3.11の福島原子力発電所事故による、首都圏、東日本住民の被曝への懸念に対応します
甲状腺超音波検査、血液検査などを行います
一般診療時間外(午後)に予約制で行います
予約を電話で受け付けています 

★ 下記 下垂体機能、副腎機能検査(採血)は早朝空腹安静時の特殊採血が必要です
午後の検査では行なえませんので 希望の方は電話予約時にその旨お伝え下さい
8時30分 から 13時 にお電話ください   
☎ 086-272-7770
              
検査結果は検査日の翌々日(診療日)以降に説明します
    
年末年始・春夏休み・ゴールデンウイークは
遠方の方々が来やすいよう考えて検査センターとも調整して検査をしていますが
早めに予約して直前にキャンセルする人が増えています
そのために予約できずに諦める人がいることを忘れないでください
突然の発病、発熱は仕方ありませんが、最低1週間以上前には連絡をお願いします

* 小児、児童 と 異常や症状のない大人は 保険の適応がない場合があります
* 乳幼児は白血球の異常がみられることがしばしばあります
* 白血球の異常は大人にも見られるようになってきました(2017年9月記)
* 30から50歳(お父さん、お母さん)には甲状腺エコーの異常が増えています
福島県では小児ではなく青年の甲状腺癌が多発しています
チエルノブイリでは子どもの甲状腺癌よりも大人のほうが多かったのです
超音波検査のみも可能です(6,000)
一度も検査を受けていない方はぜひいちどは受けてください
* 高齢者も具合の悪い人が徐々に出てきています ご家族皆さんの検査を勧めます
* 腎機能検査(Crtn.)の変動が気になり始めました(2016年10月記)
* 記憶力の低下、眠気、意欲の低下など で困っている人が増えてきた印象です
  間脳、下垂体機能の低下、あるいは副腎機能の低下を疑い始めています(2017年5月記)
  これらの症状の多くは治療(クスリの内服)で改善することも確認しています(2018年1月記)
  動画を作成しました  『能力減退症』について  参考にしてください
三田医院 岡山市医師会医学会 2011年フクシマ原発事故による放射能汚染、東京から避難移住した一開業医が 東日本、首都圏、さらに岡山の健康被害を考える 第1報 2019年2月25日
https://www.youtube.com/watch?v=xs_rWCbL4KI
こちらもご覧ください
下垂体機能低下症としての『能力減退症』 その症状と治療 一般向け版 第2報 2020年2月28日
https://youtu.be/cFtjWmKgiYQ
下垂体機能低下症としての『能力減退症』 その症状と治療 医家向け版 第2報 2020年2月28日 
https://youtu.be/m6NgV14vlKI
『新ヒバクシャ』の『能力減退症』 3年間の経過・治療・副作用について 第3報 2021年2月28日
https://youtu.be/8REHjTmJrhs
『新ヒバクシャ』の白血球数が減少している 2019年12月8日
https://youtu.be/q75kYFMwods 白血球減少について

* 原因のよくわからない肝機能異常(軽度の肝炎?)が少数ですが見られるようになっています  特に成人女性に多いようです (2019年1月記)

『新ヒバクシャ』の『能力減退症』
https://www.radiationexposuresociety.com/archives/8314

物忘れがひどくて、疲れやすい。最近ふえている「能力減退症」とはどんな病いか
4000人を診察した医師からの警告 2018年4月16日 文春オンライン 三田茂
https://bunshun.jp/articles/-/6958

避難、保養に関しては こちら も参考にしてください
増える岡山への移住相談…現状は? KSB瀬戸内海放送 2014年5月21日
https://www.youtube.com/watch?v=Fvp-bE_k_Lk

東京から岡山へ移住した一開業医の危機感 三田茂 2015年10月
https://nowar.radiationexposuresociety.com/2022/11/24/%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e3%81%8b%e3%82%89%e5%b2%a1%e5%b1%b1%e3%81%b8%e7%a7%bb%e4%bd%8f%e3%81%97%e3%81%9f%e4%b8%80%e9%96%8b%e6%a5%ad%e5%8c%bb%e3%81%ae%e5%8d%b1%e6%a9%9f%e6%84%9f%e3%80%80%e3%80%80%e3%80%80/

※ 内部被ばくを考える市民研究会の例会は、基本的に毎月1回、日曜日に開催しています。以下、ツイキャスをご覧下さい。会員の方はZoomでも視聴できます。

ぜひ、ツィキャスをご覧下さい。過去の録画も視聴できます。

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講演資料 『黒い雨』訴訟と新ヒバクシャ援護法 小山美砂さん 毎日新聞大阪社会部記者9月18日(日)13:30~15:30

小山美砂『「黒い雨」裁判』集英社新書2022年7月20日

9月18日 小山美砂オンライン講演会にご参加のみなさま

 本日の講師のスライド、および、関係資料です。

2022年9月18日 内部被ばくを考える市民研究会 オンライン講演会 小山美砂 スライド

原爆被爆者対策基本問題懇談会意見報告(概要) 厚生大臣の私的諮問機関 1980年12月11日

「黒い雨」訴訟 意見書 広島黒い雨の特性について 琉球大学名誉教授 矢ヶ崎克馬 2017年11月29日

「2021岡山市医師会医学会発表  「2011年フクシマ原発事故による放射能汚染、東京から避難移住した一開業医が東日本、首都圏、さらに岡山の健康被害を考える 第4報」  県民健康調査vs『新ヒバクシャ』」youtube動画 14分34秒

 内部被ばくを考える市民研究会事務局

内部被ばくを考える市民研究会 例会 小山美砂さんを迎えて 9月18日(日)13:30~15:30 ツィキャス

ツイキャス http://twitcasting.tv/naibuhibakushim/show/

講演 『黒い雨』訴訟と新ヒバクシャ援護法 小山美砂さん 毎日新聞大阪社会部記者9月18日(日)13:30~15:30 ツィキャス
事前、お申し込みの方はZoomでも視聴できます。


 2021年7月14日広島高裁は、「黒い雨」を浴びた原告84人全員を被爆者として認めた前年の広島地裁判決を認め、国の控訴を棄却しました。同年7月26日菅政権は、「84人の原告の皆さんについて、被爆者援護法に基づき、その理念に立ち返る中で救済するべきだと考えました」との首相の政治判断を示し、最高裁への上告を断念しました。

 小山美砂さんは、毎日新聞の広島支局の記者として2018年から「黒い雨」訴訟の担当となり、この「黒い雨」訴訟の原告の被爆者とともに取材を続けてきました。2022年7月20日に集英社新書から「『黒い雨』訴訟」を出版しました。

小山美砂『「黒い雨」裁判』集英社新書2022年7月20日

 序章 終わらない戦後 に小山美砂さんはこう書いています。

「なぜ、黒い雨被爆者は戦後75年余りも間、置き去りにされてきたのか。そこには、被ばくの影響を訴える声を『切り捨てる』論理があった。これに異議を唱え、被ばくを巡る救済のあり方を問うたのが、『黒い雨』訴訟だった。黒い雨被爆者がなぜ、どのように切り捨てられ、そして何を訴えて援護を勝ち得たのか。本書は、黒い雨被爆者が『切り捨てられてきた』戦後を記録した、初めてのノンフィクションである。その記録は長崎で、福島で、そして世界中で今も置き去りにされている放射線による被害者を救う道しるべになると確信している。」

 裁判の中で、「黒い雨」を浴びた人々が爆心地近くで被ばくした人々と同様に、原爆症を発症していたことが明らかになっています。原子物理学者で反原発を唱えていた、水戸巌氏の言葉を借りて、「外部被ばくは、機関銃を外から撃たれたようなもので、一過性。だが、内部被ばくは体の中に機関銃を抱えて、内部から絶えず弾丸を打ち出されているようなものだ」と紹介しています。この訴訟が、福島第一原発事故への影響を恐れた厚生労働省の田村憲久大臣は「空気中の浮遊していた放射性微粒子を吸い込む、もしくは食物、飲料水などから体の中に入れる場合、放射線量に限らず、そういう(健康影響を与える)可能性がある、ということが(判決文)に書かれている」と発言したことも紹介されています。この小山美砂さんの「『黒い雨』訴訟」は、内部被ばくの教科書として読めると思います。

 「100ミリシーベルト以上の放射線を浴びた場合は病気を発症するが、それ未満の放射線ならば放射線によって発症することはない」という「100ミリシーベルト閾値論」を国は主張してきました。「100ミリシーベルト閾値論」の根拠は、寿命調査と呼ばれる広島・長崎の被爆者生存追跡データです。しかし、この寿命調査は、初期放射線に対する評価であって、黒い雨で問題となる残留放射線の影響は排除されています。広島地裁判決では、この「100ミリシーベルト閾値論」を取らず、原告それぞれが「身体に原子爆弾の放射能の影響を受けるような状況にあった者」と言えるか否か検討した、と書かれています。
 まさに、東電福島第一原発事故の放射能を受けてしまった、私たち新ヒバクシャは、この「放射能の影響を受けるような状況にあった者」ではないでしょうか。

 序章に原告3人の方が紹介されています。その健康被害とは

① 川本妙子さん。原爆投下当時3歳。23歳の時に甲状腺機能低下症。その後、糖尿病、骨髄異形成症候群(白血病の前段階と言われる)、68歳、72歳で脳梗塞。

② 斉藤徹磨さん。原爆投下当時13歳。30歳過ぎてから体調を崩しがちになり、高血圧、白内障、糖尿病、心臓弁膜症、高脂血症。

③ 高東征二さん。原爆投下当時3歳。投下当時自宅の中にいた。見上げた空の色が、赤、黄、青、緑と色を変えた。チリや灰が降ってきたことを記憶している。しかし、その後の記憶がない。比較的健康で、雨に濡れた記憶もない。しかし、運動の過程で知り合った研究者からは、「チリや灰など、放射性微粒子が浮遊する空間にいたのだから被ばくしています」と言われている。高血圧を発症し、2019年、74歳の時に脳梗塞で入院。その後、不整脈、心房細動のカテーテルアブレーション治療を受けた。

 原発事故からまだ、11年。川本さんが発症したのは20年後、斉藤さんが発症したのは17年後、高東さんが発症したのは71年後。私たち新ヒバクシャが、自分の健康被害と向き合うのは、これからではないでしょうか。黒い雨被爆者の現在は私たちの未来かもしれません。自らの問題として、この「黒い雨」訴訟を学びたいと思います。

 事前申し込みいただいた方には、Zoom案内をお送りします。
以下、事務局宛て、お名前とZ0om参加のメールアドレスをお送り下さい。折り返し、参加Zoom urlをお送りします。


申し込み 内部被ばくを考える市民研究会事務局
E-mail entry.naibu@gmail.com まで
事前申し込みは9月18日12:00までです。

 本、小山美砂さん講演会にカンパをお願いいたします。お一人1000円程度のカンパをいただけるとありがたいです。

振込先:内部被ばくを考える市民研究会

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※上記口座にてカンパ金も受け付けています。

 カンパ金をお振込いただく際は、メールにてお名前・振込日・振込金額をお知らせください。

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「黒い雨」不安一掃を重視 広島高裁判決、発症前でも救済に道開く

深掘り 金秀蓮 中山敦貴 小山美砂 芝村侑美

2021年7月14日 毎日新聞 

「黒い雨」の体験者への被爆者健康手帳の交付を求めた訴訟の控訴審判決を前に、広島高裁に向かう原告団=広島市中区で2021年7月14日午後2時14分、山田尚弘撮影
「黒い雨」の体験者への被爆者健康手帳の交付を求めた訴訟の控訴審判決を前に、広島高裁に向かう原告団=広島市中区で2021年7月14日午後2時14分、山田尚弘撮影

 「黒い雨」を巡る14日の広島高裁判決は、再び住民全員を被爆者と認めた。放射線の影響への不安を一掃するという被爆者援護法の理念を重視し、病気の発症前でも被爆者と認める新たな枠組みを示した。「科学的裏付け」にこだわってきた国の姿勢が否定された形だが、今回の司法判断は早期救済に結びつくのか。

 「被爆者援護行政の根本的な見直しを迫る画期的な判決だ」。閉廷後、原告側の竹森雅泰弁護士が声明を読み上げると、集まった原告や支援者から拍手が起こった。

 最大の争点となったのは、原告らが被爆者援護法の「3号被爆者」といえるかどうかだ。同法では「原爆放射能の影響を受けるような事情の下にあった者」と定め、直接被爆(1号被爆者)や原爆投下後2週間以内に爆心地近くに行った入市被爆(2号被爆者)などと区別している。

「黒い雨」と国の援護対象区域
「黒い雨」と国の援護対象区域

 1審・広島地裁判決は、この規定を「健康被害を生じる可能性」があったかどうかで判断すべきだと解釈したが、高裁判決は「健康被害を否定することができない事情があれば足りる」として、認定のハードルを一段下げた。

 救済の枠組みも1審判決より踏み込んだ。

 国は1976年、終戦直後の気象台調査に基づき、大雨が降ったとされる地域を黒い雨の援護区域に指定。この区域にいた人は無料で健康診断が受けられ、国が「放射線の影響が否定できない」と定める造血機能障害など11種類の疾患を発症すれば「被爆者」とみなされ、被爆者健康手帳を受け取れる。

 1審判決はこの仕組みを準用し、区域外であっても黒い雨に遭い、11疾患を発症すれば被爆者と認める判断基準を示した。

 高裁判決は、健康被害が顕在化していない住民も援護対象とする法の趣旨を踏まえ、11疾患を発症していなくても被爆者と認定する枠組みを提示。さらに多くの黒い雨体験者が救済される道を切り開いた。

 黒い雨を巡っては、広島市や広島県などが長年にわたって区域拡大を求めてきた。しかし、国は80年に厚相(当時)の諮問機関が出した「被爆地域の指定は科学的・合理的根拠のある場合に限定して行うべきだ」との報告書を盾に否定し続けてきた。

「黒い雨」訴訟・控訴審の主な争点
「黒い雨」訴訟・控訴審の主な争点

 今回の訴訟でも国は被爆者認定に「高度な立証」を求めたが、高裁判決は「認定を否定するためでなく、被爆者と認めるために科学的知見を活用すべきだ」と厳しく批判した。

 科学的知見を巡って争点となったのが、黒い雨による健康被害があるかどうかだ。

<中略>

 1審判決後に体調を悪化させて入院した原告も少なくなく、県と市は訴訟や検討会の結論を待たない早期の救済を求めている。共に原告として闘った姉を2018年に亡くした原告の広谷倉三さん(79)は、「国は、被害を否定しようと意地になっとる。わしらもあと何年生きられるかわからず、先がない。一刻も早く『被爆者』と認めてほしい」と訴えた。

 ただ、国にとって「科学的な根拠がない」として控訴した1審判決を踏襲する広島高裁判決は受け入れ難い。厚労省幹部は「控訴した理由を考えれば、上告を視野に検討することになるだろう。だが、県と市がどのような方針か分からず、今後について協議して対応したい」と話す。衆院選が間近に迫っており、ある省庁幹部は「上告を断念し、原告を救済する政治的判断はあるかもしれない」と指摘する。上告期限の28日まで検討を重ねる方針だ。【金秀蓮、小山美砂】

長崎の「被爆体験者」にも光

 国による援護対象区域の線引きを巡っては、長崎でも区域外にいたため被爆者と認められない「被爆体験者」が、広島と同様の訴訟を相次いで起こしている。最高裁で敗訴が確定したが、一部の原告は再提訴して現在も争っており、援護対象区域外にいた原告の訴えを認めた広島高裁判決を歓迎する声が上がった。

岩永千代子さん
岩永千代子さん

 長崎では原爆投下当時の行政区域を基に、爆心地から南北各約12キロ、東西各約7キロのいびつな形で被爆地域が指定されている。被爆地域内の被爆者は被爆者健康手帳を所持し、医療費が無料となるのに対し、同じ半径12キロ以内でも被爆地域の外側にいた「被爆体験者」への援護内容は、1年に1回の無料健康診断など限られている。

 このため、12キロ圏内でも被爆者と認められない東西約7~12キロの「被爆体験者」が2007年以降、放射性物質で汚染された水や農作物などを摂取し内部被ばくしたとして、被爆者健康手帳交付を求めて長崎地裁に集団提訴した。しかし、地裁、福岡高裁ともに訴えを退け、17年に最高裁で敗訴が確定。11年には第2陣が提訴し、長崎地裁が161人のうち10人を被爆者と認めたが、福岡高裁で全員敗訴し、19年に最高裁で敗訴が確定した。1陣、2陣の原告の一部は再提訴し、長崎地裁で争っている。

 広島高裁の判決を受け、長崎市内で記者会見した第1陣の原告団長の岩永千代子さん(85)は「光が見えてきた。見捨てられたまま亡くなっていく被爆者の存在を歴史から消させないための礎になる判決だ」と評価。第2陣の原告団長の山内武さん(78)は「今回の判決が私たちの訴訟に良い影響を与えてほしい」と期待した。弁護団の三宅敬英(としひで)弁護士は「長崎も広島と同じ論点で闘っており、長崎の原告の全面勝訴、全面救済につながる一歩だ」と話した。【中山敦貴】

内部被ばくを考える市民研究会 例会 2022年7月3日(日)13:30~15:30 ツィキャスのみ配信

※ 基本的に毎月日曜日に開催しています。以下、ツイキャスをご覧下さい。会員の方はZoomでも視聴できます。

ぜひ、ツィキャスをご覧下さい。

ツイキャス http://twitcasting.tv/naibuhibakushim/show/

本日のテーマ

1. [連続講座4] 内部被ばく1ミリシーベルトは放射性セシウムがか
らだに5万1000ベクレルあること。死の危険。放射能の単位、ミリシー
ベルトとは。<続編>

福島県県民健康管理調査検討委員会 検査結果の見かた 1mSvとはセシウム134が2万 セシウム137が3万1000ベクレルあること 枠付き 20110724 拡大版

13:30~14:00 報告 川根眞也

2. 福島県の小児甲状腺がん、原発事故の影響ではないのか?隠され
た初期被ばくを追う。311子ども甲状腺がん裁判に支援を!

14:00~14:30 報告 川根眞也


3. 東電 福島第一原発事故、国に責任はないとした6.17最高裁判決文
を読む/葛尾村、大熊町の「特定復興再生拠点区域」避難指示解除は間違いだ

14:30~15:00 報告 川根眞也


4. ドイツの脱原発とNATOの非核兵器化、日本は何をしているのか?

  15:00~15:30 報告 川根眞也

ツイキャス http://twitcasting.tv/naibuhibakushim/show/

 5月例会より、およそ24回連続で、原発事故と内部被ばくについて連続講座を開いていきます。川根が原発事故以降11年間にかけて、調べて、読み、考えてきたこと。そして、第1種放射線取扱主任者試験の勉強を通じて理解したこと。国際放射線防護委員会(ICRP)、国連科学委員会(UNSCEAR)、国際原子力機関(IAEA)、放射線影響研究所(RERF)、日本の放射線医学総合研究所の、放射線防護学の誤りについて、お話ししていきたいと思います。

 第4回目は放射能の単位、ミリシーベルトとは。<続編>についてです。

 記事1は、2022年6月30日に「特定復興再生拠点」が避難指示解除された大熊町についてのものです。この中で「東北大の吉田浩子研究教授(放射線防護)は「帰還した住民は大半の時間を家の中で過ごす。復興拠点でも住民の被ばく量は年間1ミリシーベルト程度に落ち着くはずで、健康リスクは十分低い」と説明する。」と書かれています。土地の放射能汚染を無視した、暴論です。この帰還困難区域に住民を帰還させることは、緩慢な殺人を意味すると思います。ベクレルとミリシーベルトとの関係を考えていきます。

<参考>

大熊町の土壌汚染はチェルノブイリを超えている 2013年5月6日 内部被ばくを考える市民研究会資料

https://www.radiationexposuresociety.com/archives/2935

[記事1]

福島第1原発事故 大熊町、一部避難解除 復興拠点、かさむ費用 除染・解体、6町村で2911億円 

2022年7月1日 毎日新聞 朝刊 19面

 東京電力福島第1原発事故に伴う福島県の帰還困難区域のうち、政府が優先的に除染を進めてきた特定復興再生拠点区域(復興拠点)で避難指示の解除が始まった。最初の葛尾(かつらお)村が6月12日から、2例目の大熊町は30日からで、全町民の避難が唯一続く双葉町でも近く解除される見通し。ただ、将来にわたり避難指示が続くとされた帰還困難区域に人が住めるようにする取り組みには、課題も少なくない。【尾崎修二】

 「町の復興に向けた大きな節目だ。ようやくスタートラインに立った」。大熊町のJR大野駅前で30日午前9時、避難指示の解除に合わせて始まったパトロールの出動式で、吉田淳町長はこう述べた。周辺は再開発のまっただ中。行き交うのは、除染や建物の解体に取り組む業者がほとんどだ。

 帰還困難区域は、政府が2011年12月時点で、年間の放射線被ばく線量が50ミリシーベルト(毎時9・5マイクロシーベルト相当)を超え、5年たっても20ミリシーベルトを下回らないと見込まれた地域を指す。県内7市町村(南相馬市、飯舘村、葛尾村、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町)の約3万3700ヘクタール。13年8月までに設けられ、当初は定住できないとされていた。

 だが、政府は16年8月、年月を経て空間放射線量が下がり、地元の要望も根強くあるとの理由で、除染の済んだ一部地域で避難指示を解除する方針を決めた。17~18年には南相馬市を除く6町村に復興拠点を設定し、除染やインフラ整備を優先的に進めた。

 避難指示解除の目安は、線量が毎時3・8マイクロシーベルトを下回ることだ。線量の高い地域ほど、除染の作業は大がかりにならざるを得ない。大熊町下野上の県立大野病院(閉鎖中)前では5月中旬、作業員たちが、歩道のアスファルト舗装の表面を重機ではがし、路盤と呼ばれる部分をさらに5センチ削り取る作業に汗を流した。

 環境省のガイドラインによると、道路の除染は、主として路面を洗い流したり、表面を削ったりする作業だ。だが、大野病院前では、雨水が染み込んだ亀裂の付近の線量が高く、たまった土をかき出しても線量は下がりきらなかった。舗装をはがす除染は双葉町や富岡町でも行われたという。

 環境省によると、ガイドライン記載の作業だけでは除染が不十分な事例は他の復興拠点でも散見された。同じ場所での除染が繰り返され、当初は「今年春ごろ」とされた避難指示の解除は6月末にずれ込んだ。

 大熊町の依頼で除染の効果や手法について検証した小豆川勝見・東京大助教(環境分析化学)は「帰還困難区域の除染は従来と次元が違う。相当な手間とコストがかかる」と指摘する。

 6町村の復興拠点は計約2747ヘクタールで、実際に除染する面積は計約2166ヘクタール。除染はおおむね完了しており、22年度末までの除染費用は家屋の解体費も含めて2911億円に上る見通しだ。1ヘクタール当たり約1億3400万円の計算。住民や自治体の要望があれば、今後もさらに作業を続ける。従来の除染は東電が費用を負担してきたが、帰還困難区域については、住民に対する東電側の賠償は済んだとして、全額が国費でまかなわれる。

福島第1原発事故 大熊町、一部避難解除 復興拠点、かさむ費用 除染・解体、6町村で2911億円 2022年7月1日 毎日新聞 朝刊 19面

残る不安、帰還少なく

 復興拠点の避難指示解除が先行する葛尾、大熊、双葉の3町村は、当面の帰還者がごく一部にとどまる見通しだ。解除を前に、帰還に向けて寝泊まりする「準備宿泊」に登録した住民が、住民票を置く人の1~5%で、合計しても100人強にとどまっている。

 帰還困難区域がある7自治体のうち飯舘村を除く6市町村の住民を対象に、復興庁が21年に実施したアンケートによると、帰還しないと決めている理由(複数回答)で最も多かったのは、避難先に生活基盤が移ったことだ。大熊、双葉両町では6割近くを占めた。一方、空間放射線量や原発の安全性への不安を挙げる人も、大熊、双葉両町では2割強に上る。

 環境省によると、大熊町の復興拠点では、避難指示解除の目安となる線量(毎時3・8マイクロシーベルト)をおおむね下回るものの、毎時1~2マイクロシーベルト前後の地点は屋外に点在している。

 東北大の吉田浩子研究教授(放射線防護)は「帰還した住民は大半の時間を家の中で過ごす。復興拠点でも住民の被ばく量は年間1ミリシーベルト程度に落ち着くはずで、健康リスクは十分低い」と説明する。

 ただ、住民の受け止め方は一様ではない。

 避難指示の解除を待って帰還したいという双葉町の男性(71)は自ら重機を運転し、自宅裏山の樹木を伐採した。落ち葉や表土を取り除く環境省の除染だけでは不安だったからだ。

 線量が局所的に高い「ホットスポット」が自宅の庭で見つかった大熊町の70代女性は「他地域より線量が高いまま『解除』といわれても納得できない」という。「もう放射線は気にしていない」という住民もいる一方で、「子どもを住ませるのは不安」などの声もある。

 「避難指示解除はゴールではなく、復興のスタートだ」。岸田文雄首相は6月5日に葛尾村を視察してこう述べた。残る浪江、富岡、飯舘の3町村にある復興拠点は、来春ごろまでの避難指示解除が見込まれる。

 吉田研究教授は「点在する高線量のスポットには長居しないよう注意を喚起し、帰還する住民が気軽に放射線に関する心配事を相談できる仕組みを作ることが必要だ」と指摘し、政府や自治体が住民に対し、息の長い支援を続けるよう求めている。


帰還困難区域を巡る動向

2011年

  3月 原発事故が発生。その後、20キロ圏内などが警戒区域に

 12月 政府が避難指示区域の再編を決定。新設の帰還困難区域は「将来にわたり居住を制限する」と定義

  13年

 12月 「全員帰還」の原則を転換し、帰還困難区域の住民らの避難先への移住を支援する指針を政府が決定

  16年

  8月 帰還困難区域の一部に「復興拠点」を設けて集中的に除染し、5年後をめどに避難指示の解除を目指す方針を政府が決定

  17年

  6月 政府が復興拠点を国費で除染する方針を決定。その後、18年5月までに各復興拠点を設定。除染やインフラ整備が始まる

  20年

  3月 JR常磐線の全線開通に伴い、復興拠点内にある鉄路や駅周辺の避難指示が解除

  21年

  8月 復興拠点ではない帰還困難区域への帰還希望者の宅地や道路を除染する方針を政府が決定

  22年

  6月 葛尾村と大熊町の復興拠点で避難指示が解除

内部被ばくを考える市民研究会 例会  2022年5月29日(日)13:30~15:30 三田茂医師を迎えて ツィキャスのみ配信(無料で視聴できます)  夜 質問コーナー(会員および三田医院受診者限定)

※ 基本的に毎月日曜日に開催しています。以下、ツイキャスをご覧下さい。会員の方はZoomでも視聴できます。

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本日のテーマ

1. [連続講座3] 内部被ばく1ミリシーベルトは放射性セシウムがからだに5万1000ベクレルあること。死の危険。放射能の単位、ミリシーベルトとは。

13:30~14:00 報告 川根眞也

2011年7月24日第3回福島県民健康管理調査検討委員会の資料より 合計5万1000ベクレル、体内に放射性セシウムがたまって内部被ばくが1ミリシーベルト、と。

2.東電 福島第一原発事故 国に責任はないのか?

14:00~14:10 報告 川根眞也

原発事故避難者訴訟、6月17日に最高裁判決 初の統一判断

2022年5月17日(火) 毎日新聞 朝刊 22面

 2011年3月の東京電力福島第1原発事故に伴い、福島県から他県などに避難した住民らが国と東電に損害賠償を求めた4件の訴訟(原告数約3700人)の上告審で、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は19日、6月17日に判決を言い渡すことを決めた。争点は国の賠償責任の有無に絞られており、小法廷は初めて統一判断を示す。

 同種の集団訴訟は全国で約30件起こされ、国が巨大津波を予見できたかや事故を回避できたかを巡り、これまでの1、2審の判断は割れている。小法廷が示す統一判断は同種訴訟の結論を方向付けることになる。

 上告中の4訴訟は千葉、前橋、福島、松山の4地裁に起こされたもので、2審判決は前橋訴訟のみ国の責任を否定し、残りの3件は責任を認めた。1審判決はこの4訴訟を含めて計18件出ているが、国の責任を認めたのは9件、否定したのも9件と二分している。

 小法廷は東電側の上告を既に退け、4訴訟で計約14億円余の賠償額が確定している。判決で国の責任が認められれば、東電と国が合わせてこの額を支払うことになる。【遠山和宏】

原発避難者訴訟 初の統一判断へ 最高裁、愛媛も結審 2022年5月17日 毎日新聞 朝刊22面
原発事故被害者の救済に関する共同要求 2022年6月17日

3.「首都圏に広がる”能力減退症”」 

14:15~14:45 報告 三田茂医師(岡山県岡山市三田医院)

三田茂医師

三田医院 ホーム―ページより 

被曝対応

2011年3.11の福島原子力発電所事故による、首都圏、東日本住民の被曝への懸念に対応します
甲状腺超音波検査、血液検査などを行います
一般診療時間外(午後)に予約制で行います

予約を電話で受け付けています 

下記 下垂体機能、副腎機能検査(採血)は早朝空腹安静時の特殊採血が必要です
午後の検査では行なえませんので 希望の方は電話予約時にその旨お伝え下さい
検査結果は検査日の翌々日(診療日)以降に説明します

年末年始・春夏休み・ゴールデンウイークは

遠方の方々が来やすいよう考えて検査センターとも調整して検査をしていますが
早めに予約して直前にキャンセルする人が増えています
そのために予約できずに諦める人がいることを忘れないでください
突然の発病、発熱は仕方ありませんが、最低1週間以上前には連絡をお願いします

* 小児、児童 と 異常や症状のない大人は 保険の適応がない場合があります 
* 乳幼児は白血球の異常がみられることがしばしばあります
* 白血球の異常は大人にも見られるようになってきました(2017年9月記)
* 30から50歳(お父さん、お母さん)には甲状腺エコーの異常が増えています
  福島県では小児ではなく青年の甲状腺癌が多発しています
  チエルノブイリでは子どもの甲状腺癌よりも大人のほうが多かったのです
  超音波検査のみも可能です(6,000)
  一度も検査を受けていない方はぜひいちどは受けてください

* 高齢者も具合の悪い人が徐々に出てきています ご家族皆さんの検査を勧めます
* 腎機能検査(Crtn.)の変動が気になり始めました(2016年10月記)
*  記憶力の低下、眠気、意欲の低下など で困っている人が増えてきた印象です
  間脳、下垂体機能の低下、あるいは副腎機能の低下を疑い始めています(2017年5月記)
これらの症状の多くは治療(クスリの内服)で改善することも確認しています(2018年1月記)

動画を作成しました  『能力減退症』について  参考にしてください

三田医院 岡山市医師会医学会 2011年フクシマ原発事故による放射能汚染、東京から避難移住した一開業医が 東日本、首都圏、さらに岡山の健康被害を考える

FCR画像に黒点が発生する現象について 2011年3月30日 富士フィルム

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4.三田茂医師×川根眞也 対談

14:45~15:30(予定)

 前回5月1日の例会より、およそ24回連続で、原発事故と内部被ばくについて連続講座を開いています。川根が原発事故以降11年間にかけて、調べて、読み、考えてきたこと。そして、第1種放射線取扱主任者試験の勉強を通じて理解したこと。国際放射線防護委員会(ICRP)、国連科学委員会(UNSCEAR)、国際原子力機関(IAEA)、放射線影響研究所(RERF)、日本の放射線医学総合研究所の、放射線防護学の誤りについて、お話ししていきたいと思います。

 第3回目は内部被ばく1ミリシーベルトは安全か?放射能の被ばくの単位「ミリシーベルト」についてです。

 今回は、東電福島第一原発事故後、2014年3月東京から岡山に避難移住された、三田茂医師に「首都圏に広がる”能力減退症”」と題して30分お話ししていただきます。

 また、同日夜20時~22時に、内部被ばくを考える市民研究会の会員と、三田医院の受診者限定で、三田医師への質問コーナーをZoomで顔出し限定で行います。こちらは、会員でない方は川根眞也または内部被ばくを考える市民研究会会員にお問い合わせ下さい。

※三田茂医師を迎えてを行うにあたりカンパ金も受け付けています。1000円前後のカンパをよろしくお願いいたします。

振込先:内部被ばくを考える市民研究会

ゆうちょ銀行からの場合

ゆうちょ銀行 記号 10370 番号73181351

ゆうちょ銀行以外の金融機関からの場合

ゆうちょ銀行 店名 〇三八(読み方 ゼロサンハチ) 普)7318135

 カンパ金をお振込いただく際は、メールにてお名前・振込日・振込金額をお知らせください。領収書をお送りします。

  内部被ばくを考える市民研究会事務局

  E-mail  entry.naibu@gmail.com まで

内部被ばくを考える市民研究会4月例会 動画および資料 2022年5月1日

本日のテーマ
1. [連続講座1] 改めて原発事故の初期被ばくを問う。原発事故直後の放射能プルーム。東日本の人々の吸った2011年3月12日〜30日の空気とは。

動画 ツイキャス 1

2. [連続講座2] 放射能の単位、ベクレルとは。

動画 ツイキャス 2

3. 福島県沖に原発事故放射能汚染水を流すな。政府がどうしてもトリチウム水を流したいのは、核燃料サイクル再処理のため。

動画 ツイキャス 3


4. ウクライナに平和を。第三次世界大戦、核戦争を避けるために。
  15:00〜15:30 報告 川根眞也

動画 ツイキャス 4



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内部被ばくを考える市民研究会 例会 2022年5月1日(日)13:30~15:30 ツィキャスのみ配信

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ぜひ、ツィキャスをご覧下さい。

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本日のテーマ

1. [連続講座1] 改めて原発事故の初期被ばくを問う。原発事故直後の放射能プルーム。東日本の人々の吸った2011年3月12日~30日の空気とは。

13:30~14:00 報告 川根眞也

2. [連続講座2] 放射能の単位、ベクレルとは。

14:00~14:30 報告 川根眞也


3. 福島県沖に原発事故放射能汚染水を流すな。政府がどうしてもトリチウム水を流したいのは、核燃料サイクル再処理のため。

14:30~15:00 報告 川根眞也


4. ウクライナに平和を。第三次世界大戦、核戦争を避けるために。

  15:00~15:30 報告 川根眞也

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 今回の例会より、およそ24回連続で、原発事故と内部被ばくについて連続講座を開いていきます。川根が原発事故以降11年間にかけて、調べて、読み、考えてきたこと。そして、第1種放射線取扱主任者試験の勉強を通じて理解したこと。国際放射線防護委員会(ICRP)、国連科学委員会(UNSCEAR)、国際原子力機関(IAEA)、放射線影響研究所(RERF)、日本の放射線医学総合研究所の、放射線防護学の誤りについて、お話ししていきたいと思います。

 第1回目は原発事故当時のプルームとベクレルについてです。

日本原子力開発研究機構が 世界版SPEEDI(WSPEEDI)を用いて行った、セシウム137の積算沈着量シミュレーション
東京都葛飾区水元公園 浮遊粒子物質測定用テープの放射性物質 2011年3月21日
2011年3月15日10時~11時の東京都世田谷区の空気中の放射性物質 東京都立産業技術研究センター 2011年12月11日

内部被ばくを考える市民研究会 例会 2022年3月20日(日)13:30~15:30 ツィキャスのみ配信

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本日のテーマ

1. 福島第一原発の核燃料デブリは取り出せない。チェルノブイリ原発と同様な石棺化を。立ち入り禁止区域の設定を。

13:30~14:00 報告 川根眞也

2. 改めてチェルノブイリ原発事故とは何だったのか?メドベージェフ『チェルノブイリの遺産』を読む

14:00~14:30 報告 川根眞也


3. ロシアはウクライナ軍事進攻を止めるべきだ。ロシア軍は劣化ウラン弾を使うな。

14:30~15:00 報告 川根眞也


4. 6人の小児甲状腺がん患者が東京電力に損賠賠償請求を求めて提訴。裁判を支援しよう。

  15:00~15:30 報告 川根眞也

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3では、ロシア軍の戦車が劣化ウラン弾を装備していて、それをウクライナの首都キエフ攻撃に使う危険性について話します。劣化ウラン弾は過去にアメリカがイラクへの湾岸戦争(1991年)、イラク戦争(2003年)、また、NATO軍がボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争(1995年)、コソボ紛争(1999年)に使用したものです。イラクのファルージャなのでは、先天性障害が急増しており、2010年12月30日にイギリス、ガーディアン紙が「ファルージャでの先天性障害やがんの増加は、米軍による攻撃が原因かー新たな調査が示唆 新生児障害は平均の11倍」と報じました。

 劣化ウラン弾の砲弾の数々です。中央の先端がとがったろうそくのようなものが、戦車の装甲を貫く劣化ウランのペネトレーター(貫通体)です。これを装備した砲弾をロシア軍が使う可能性があります。

劣化ウラン弾「ファミリー」と他の砲弾 放射能兵器 劣化ウラン 劣化ウラン研究会 技術と人間社 2003年 p84

イラク、バグダットで生まれた無脳症の赤ちゃんです。2001年森住卓さん撮影。

生まれたばかりの無脳症の赤ちゃん 放射能兵器 劣化ウラン 劣化ウラン研究会 技術と人間社 2003年 p57

 また、湾岸戦争に参加した兵士、コソボ紛争に参加した兵士に、それぞれ「湾岸戦争症候群」「バルカン症候群」と呼ばれる健康被害が起きています。

 湾岸戦争症候群の帰還兵650人の症状 Nicolson,G.L,Hyman,E.,Korvi-Both.Col.A.Lopez,D.A,Nicolson,N.,Rea,W.,Umovitz,H. Progress on Persian Gulf War Illness 1995年

 イラクで2003年劣化ウラン弾の被弾した戦車や大砲の解体・回収作業にあたったアメリカの兵士ジェラルド・マシューさんが帰国後に作った赤ちゃんの右手には指が2本しかありません。

小さな指が2本しかないビクトリアちゃん ニューヨーク・ディリー・ニュース紙 2004年9月29日の記事「戦争のもっとも小さな犠牲者」より ヒバクシャになったイラク帰還兵-劣化ウラン弾の被害を告発する- 佐藤真紀 大月書店 2006年

 ウクライナは1986年のチェルノブイリ原発事故で大量の放射能汚染になった国です。放射線被ばくした親から生まれた子どもたちは1987年は80%が健康であったのにかかわらず、1996年には実に30%しか健康でありません。その国がまた、放射能汚染の被害を受ける危険性があるのです。

ウクライナで被ばくした人々の健康状態の悪化 チェルノブイリ原発事故がもたらしたこれだけの人体被害 核戦争防止国際医師会議ドイツ編 合同出版 2012年 p.85 図は原文より

 戦争は即時停止するべきです。また、劣化ウラン(略称 DU,Depleted Uranium)は使うべきではありません。国際法で禁止すべきです。

4では、東電福島原発事故から11年経つ今年1月に、原発事故当時6~16歳、甲状腺がんにかかった子どもたちが東京電力に損害賠償請求を求める裁判を起こしました。この内容をお伝えします。

以下が2022年1月29日、6人が提訴した日に行われた裁判の報告集会で、原告が訴えた肉声です。6分49秒。是非、聞いて下さい。

「誰にも言えず10年を過ごした」原告6人の声〜小児甲状腺がん患者が東電提訴

2022年1月29日

 原告は県民健康調査で甲状腺がんと診断され手術を受けた6人で、4人が中通り、2人が会津地域と相双地域に居住していました。2人が手術で甲状腺の片側を切除し、4人は再発により全摘しています。6人は現在17~27歳で福島、東京、神奈川の各都県で暮らしています。

 この裁判を応援しましょう。そして、放射能汚染地帯に住む住民が内部被ばくした場合の保養を受けられる権利の保障と、万が一甲状腺がんなどさまざまな疾患にかかった場合のすべての医療を無償にすることを求める運動につなげていきましょう。広島、長崎の被爆者は原爆被ばくに起因する疾患(11疾患)にかかった場合、原爆症と認定された場合に限りますが、月額33,670円(2011年4月現在)の健康管理手当を支給されています。これは、すべて、治療に消えてしまう額であると言われます。しかし、もし、支給されない場合、被爆者であるために治療にお金がかかり、貧困に苦しむことになります。

 私たちは東電福島第一原発による、新たな被爆者です。正当な補償と健康に生きる権利、貧困に苦しまずに生きる権利を求めていきましょう。

内部被ばくを考える市民研究会 例会 2022年2月20日(日)13:30~15:30 ツィキャスのみ配信

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本日のテーマ

1.再び学校給食の放射能検査を!パート4 放射性セシウムが引き起こす不妊と先天性異常

13:30~14:00 報告 川根眞也

2.長崎原爆投下で隠されていた初期被ばく NHKスペシャル『原爆初動調査 隠された真実』

14:00~14:30 報告 川根眞也


3.EUが原発をクリーンなエネルギーとして投資対象に分類(タクソノミー) 地球温暖化は二酸化炭素が原因か?

14:30~15:00 報告 川根眞也


4.IPCC(気候変動に関する政府間パネル)とIAEA(国際原子力機関) 日米の原子力村が作り出す、放射線防護学と地球温暖化論。

  15:00~15:30 報告 川根眞也

ツイキャス http://twitcasting.tv/naibuhibakushim/show/

 1のテーマでは、原発事故後の放射能で汚染された食べ物を食べることで、不妊になったり、先天的奇形の赤ちゃんを産むリスクについて語ります。ベラルーシの放射線生物学者のユーリ・バンダジェフスキーの「放射性セシウムが生殖系に与える医学的社会学的影響」合同出版 2013年を紹介します。

ユーリ・I・バンダジェフスキー N・F・ドウバボヤ『放射性セシウムが生殖系に与える医学的社会学的影響』合同出版 2013年4月1日

 2のテーマでは、2021年12月29日にNHKスペシャルで放映された「原爆初動調査 隠された真実」について話します。長崎県長崎市西山地区、ここは原爆投下後、著しい放射線量が計測されていた場所でした。米軍はその実態を調査していましたが、アメリカは住民には高放射能汚染地帯であることを伝えず、住民は知らずに川の水を飲み、野菜を食べて暮らしていました。11歳で被爆した愛子さんは15年ほど経った27歳、ガンで亡くなります。のどと腹が腫れていた、と言います。甲状腺がんおよびがん性腹膜炎の可能性があります。

 NHKスペシャルでは語られませんでしたが、この長崎市西山地区はプルトニウム239+240が最も多く検出された地域です。原爆投下の風上が0.9ベクレル/kgだったのに対し、西山地区は24ベクレル/kgでした。

 3と4のテーマでは、二酸化炭素で地球温暖化は本当か?というテーマでお話しします。広瀬隆氏が2022年1月27日「二酸化炭素によって地球が温暖化しているという説は科学的にまったく根拠がないデマである」と題して、6時間に及ぶ講演を行いました。動画が公開されています。

20220127 UPLAN 【総集編・全編6時間】広瀬隆「二酸化炭素によって地球が温暖化しているという説は科学的にまったく根拠がないデマである」

 広瀬氏の指摘のポイントを解説します。上記、動画の最後に広瀬氏の「温暖化パンフ」の有料頒布の案内があります。スライド512枚を64ページにまとめたものです。送料込みで500円です。是非、視聴される方、また、視聴された方は、購入されて熟読されることをお薦めします。

 今回、お話しするポイントは

① 現在、地球は温暖化の時期にあるが、この主な原因は、人間の活動による二酸化炭素の排出が原因ではない。太陽の活動(黒点で判断できる)による雲の増加による寒冷化と減少による温暖化、ミランコビッチ周期と言われる地球の地軸と公転軌道の周期的な変化、海流の流れの変化、が原因です。つまり、自然現象です。

 そして、地球が温暖化しているから、海に溶けていた二酸化炭素の放出が多くなり、濃度が上昇しています。二酸化炭素が原因、地球の温暖化が結果ではなく、地球の温暖化が原因で、二酸化炭素の増加は結果です。

② IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が主張している、地球温暖化のグラフには多くのねつ造があります。クライメート・ゲート事件が示すように、二酸化炭素地球温暖化説のリーダーである、マイケル・マン(ペンシルバニア州立大学)ら、気温の元データを必死に隠そうとしていたことが明らかに暴露されたメールで明らかになっています。彼らは、二酸化炭素で地球温暖化が進行しているかのように、世界の気温データを改ざんしていたのです。

③ IPCC(気候変動に関する政府間パネル)のリーダーたちは、地球温暖化の原因について研究に対して、「二酸化炭素で地球温暖化説」以外を排撃し、学術論文からも追放する非常に不誠実な態度をとっています。彼らは、太陽の活動の変化による地球の温暖化や寒冷化を認めません。彼らは、ヒートアイランド現象による都市部の温暖化を認めません。気温の元データを「補正」して、自分たちの主張に合うようなグラフを作り続けています。

④ 元気象解説者のアンソニー・ワッツが立ち上げたブログWUWT(Whats Up With That )の市民グループは、足で歩いてアメリカの気温観測地点を確認しました。アメリカ国立気候データセンター(NCDC)の1221ヵ所のうち、1003ヵ所を調べ上げた結果、観測地点がアスファルトの駐車場、エアコンの室外機の前に置かれているようなものが多数見つかりました。NCDCのガイドラインに合う観測地点は1割しかなかったのです。つまり、NCDCは、地球環境の気温を調べていたのではなく、都市のヒートアイランド現象(基本は人間の排熱と大気汚染による放射冷却の妨害による、二酸化炭素ではない。)による気温上昇を調べていたのでした。

⑤ IPCC(気候変動に関する政府間パネル)のリーダーたちは、二酸化炭素で地球温暖化、という説に沿った論文だけが、科学学術誌に載るように圧力をかけてきました。少しでも、「二酸化炭素で地球温暖化」説に懐疑的な科学者の論文は掲載されないように圧力をかけ、または、学術誌の編集部そのものを牛耳ってきたことが、クライメート・ゲート事件の暴露されたメールから浮彫りになっています。

⑥ IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は研究する機関ではなく、公表された学術誌に載った論文をまとめあげて、各国政府に向けた「政策決定者向け要約」を発表する機関です。この科学論文の出典は、先に指摘したように、「二酸化炭素で地球温暖化」グループの論文しか載らない学術誌です。異論反論こそ科学の発展の道筋であるはずなのに。先進諸国は足並みをそろえて、二酸化炭素こそが諸悪の根源というキャンペーンをIPCCの「要約」を活用して行ってきました。日本では、再生エネルギーのためと称して、自民党政権時代には「温暖化対策」として年間3兆円、民主党政権時代になると年間5兆円の規模の「再生可能エネルギー補助金」へ税金を投入してきました。この5兆円は防衛費の額に相当する額です。しかし、もし、二酸化炭素が諸悪の根源でないとしたら、5兆円は無駄金になります。誰の懐に入っているのでしょうか?

⑦ 植物だけが光合成で、炭水化物を作ることができます。動物は植物の作った炭水化物から第一に栄養を得ています。この光合成のエネルギーは太陽のエネルギーであり、炭水化物を合成するための材料は水と二酸化炭素です。

 地球上で二酸化炭素濃度が上がることで、全世界の農業生産(単位面積あたりの収量)も上昇してきました。当然、化学肥料等の農業における技術革新も効果がありますが。温室ではものを燃やしたり、炭酸ガスを排出して、二酸化炭素濃度を上げます。ニンジンなどは現在の400ppmの二酸化炭素濃度から300ppmほど上げると、収量が1.78倍にもなります。インドの農民の過去30年間の自殺率を調べると、前半の15年間は増えていたのですが(1996年~2001年)、後半の15年では約30%減っていました(2002年~2015年)。これは総人口が3.3倍になりましたが(インドは国民の50%は農民)、穀物生産量が約5倍になったことが背景にある、と渡辺正氏は指摘しています(「地球温暖化狂騒曲」丸善出版,2018年)。

 二酸化炭素は毒ガスではなく、無色・無臭の気体であり、植物の光合成の欠かすことのできない原材料です。二酸化炭素濃度が増えること、更に地球が温暖化することで植物の成長が早まります。二酸化炭素濃度が増え温暖化すると、世界で干ばつが起きる、などという話がありますが、これは科学でも何でもありません。事実は、ここ数十年間で熱帯雨林が加速度的に増えています。朱再春(北京大学)は、33年間に地球全体で植物の量は33%増えた、としています。二酸化炭素の恵みと言えるでしょう。

 一方、過去に地球が寒冷化した時期には、冷夏で作物が実らず、餓死者を出しています。天明の大飢饉(1780年)、天保の大飢饉(1830年代)のどちらも、1550年から1850年までの300年間にわたった小氷期でした。

 今、対策を準備すべきは、地球の温暖化ではなく、地球の寒冷化です。しかし、地球の寒冷化の研究については、ICPPなどの「地球温暖化」グループの圧力によって、研究予算が出されない事態となっており、世界的に研究が行いにくい状況ができています。

⑧ 太陽光発電が大型のメガソーラー発電となる時、北海道でも九州もあちこちで森林が切り拓かれ、ソーラーパネルが敷き詰められています。森は保水力を失い、土砂降りの雨は大地に吸収されて地下水になることなく、表層を流れていきます。結果的に、保水力のない大地は、汗をかくことができず、熱くなっていきます。

 大型の風力発電は、ドイツではブレードの長さが73mとなり、新幹線の車両25mの実に3倍の長さになります。それが風が強いと1分間に20回も回転することになります。この大型風力発電は、不気味な低周波音を出し、付近の住民を苦しめています。睡眠障害や頭痛、疲労感、心血管系への影響も指摘されています。

 自然エネルギーは大型化すればエコではありません。自然破壊です。そして、人間や様々な生物の健康も破壊します。

⑨ また、太陽光、風力などは安定した石炭、石油火力などのようにエネルギーとならないため、自然条件に左右されます。安定なエネルギー源とは言えません。「二酸化炭素で地球温暖化」説は、「運転時に二酸化炭素を出さない」原発推進とセットになって、強力に進められています。

 EU欧州委員会は2022年1月1日、原発を化石燃料の火力発電にかわるグリーンなエネルギー源として、投資対象とする方針を決定しました。フランスは2021年10月COP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)の開会に合わせて、新たに6基の「欧州加圧水型原子炉 EPR2」を建設すると発表しました。

 ポーランドはヨーロッパの中でも石炭火力に依存する割り合いがもっとも高い国で、実にエネルギーの72%を石炭火力が占めています。そのポーランドも二酸化炭素の排出削減目標(2050年めど)は達成できる、としています。それは、ポーランドとして初めてとなる原発を2033年に1基稼働させ、2043年までに追加で5基を稼働させる計画を立てているからです。合わせてポーランドはバルト海沿岸の洋上風力も増設を進める予定です。

 世界で進められようとしている「炭素税」はこのポーランドのような国の原発建設に使われようとしています。

⑩ 世界で継続的に二酸化炭素の濃度の測定が始まったのは、1957年キーリングがアメリカ国立気象局から資金を得て、ハワイのマウナロア観測所でした。しかし、この1957年頃は米ソの大気圏内核実験が盛んに行われていた頃です。地球規模で、核実験によるフォールアウト、セシウム137やストロンチウム90が雨や風とともに降ってきていました。日本の気象庁が、フォールアウトの核種分析を開始したのが、まさしく、キーリングが二酸化炭素濃度の測定を開始した年、1957年でした。さらに、1957年は国際原子力機関(IAEA)が出来た年でもあります。ソ連は当初、米ソで核実験を同時に止めようと呼びかけていました。しかし、アメリカはこれを拒否しました。アメリカは自陣営を増やすために、核兵器開発は許さないけれども、「平和のための原子力」を各国に協力して輸出する政策を打ち出しました。そのための機関が国際原子力機関(IAEA)です。

 そして、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が設立されたのは、1988年です。これはチェルノブイリ原発事故の2年後にあたります。

 「人間による二酸化炭素で地球温暖化」「地球温暖化で壊滅的被害が出る」という科学に基づかない「科学」をキーリングらとIPCCグループは作り出してきたのではないか、と推察されます。その結果は、ウクライナを巡った紛争が起きつつあります。その隣国であり、チェルノブイリ原発事故の最大に被災国であるベラルーシに、ロシアが核兵器を配備するかもしれない、という状況です。また、そのウクライナ、ベラルーシの隣国のポーランドは原発を作り、脱炭素をしようと言っています。いったん戦争が起こったら、原発を除いて空爆をするなどという戦争が可能なのでしょうか?欧州は破滅の道を歩んでいる、と考えます。

 「二酸化炭素で地球温暖化」は、私たちの未来を誤った方向に導く「科学」です。歴史に学び、科学的な議論の上に、地球温暖化を考えていきたい、と思います。それは、核兵器も原発もない、平和で安心して暮らせる未来を作るために是非とも必要な作業だと思います。

広瀬隆 二酸化炭素地球温暖化説の崩壊 集英社新書 2010年
槌田敦 CO2温暖化説は間違っている ほたる出版 2006年
赤祖父俊一 正しく知る地球温暖化 誠文堂新光社 2008年
渡辺正 「地球温暖化」狂騒曲 丸善出版 2018年

※ 当日はツイキャス中継のみを行います。会員の方はZoomでも視聴できます。

※ 臨時例会終了後、ネット懇親会を20:00~22:00行います。会員限定です。会員の方で希望されるかたはZoomのアカウントを作ってお待ちください。ネット懇親会のご案内を差し上げます。

http://twitcasting.tv/naibuhibakushim/show/ こちらでは、生中継の他、過去の動画を見ることも出来ます。 聞き逃した情報などもチェックしてみてください。 それでは、沢山のご参加をお待ちしています。