※ 基本的に毎月日曜日にツイキャス、会員向けZoomにて開催しています。以下、ツイキャスをご覧下さい。会員の方はZoomでも視聴できます。
ぜひ、ツィキャスをご覧下さい。
ツイキャス http://twitcasting.tv/naibuhibakushim/show/
本日のテーマ
1.再び学校給食の放射能検査を!パート4 放射性セシウムが引き起こす不妊と先天性異常
13:30~14:00 報告 川根眞也
2.長崎原爆投下で隠されていた初期被ばく NHKスペシャル『原爆初動調査 隠された真実』
14:00~14:30 報告 川根眞也
3.EUが原発をクリーンなエネルギーとして投資対象に分類(タクソノミー) 地球温暖化は二酸化炭素が原因か?
14:30~15:00 報告 川根眞也
4.IPCC(気候変動に関する政府間パネル)とIAEA(国際原子力機関) 日米の原子力村が作り出す、放射線防護学と地球温暖化論。
15:00~15:30 報告 川根眞也
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1のテーマでは、原発事故後の放射能で汚染された食べ物を食べることで、不妊になったり、先天的奇形の赤ちゃんを産むリスクについて語ります。ベラルーシの放射線生物学者のユーリ・バンダジェフスキーの「放射性セシウムが生殖系に与える医学的社会学的影響」合同出版 2013年を紹介します。
ユーリ・I・バンダジェフスキー N・F・ドウバボヤ『放射性セシウムが生殖系に与える医学的社会学的影響』合同出版 2013年4月1日
2のテーマでは、2021年12月29日にNHKスペシャルで放映された「原爆初動調査 隠された真実」について話します。長崎県長崎市西山地区、ここは原爆投下後、著しい放射線量が計測されていた場所でした。米軍はその実態を調査していましたが、アメリカは住民には高放射能汚染地帯であることを伝えず、住民は知らずに川の水を飲み、野菜を食べて暮らしていました。11歳で被爆した愛子さんは15年ほど経った27歳、ガンで亡くなります。のどと腹が腫れていた、と言います。甲状腺がんおよびがん性腹膜炎の可能性があります。
NHKスペシャルでは語られませんでしたが、この長崎市西山地区はプルトニウム239+240が最も多く検出された地域です。原爆投下の風上が0.9ベクレル/kgだったのに対し、西山地区は24ベクレル/kgでした。
3と4のテーマでは、二酸化炭素で地球温暖化は本当か?というテーマでお話しします。広瀬隆氏が2022年1月27日「二酸化炭素によって地球が温暖化しているという説は科学的にまったく根拠がないデマである」と題して、6時間に及ぶ講演を行いました。動画が公開されています。
20220127 UPLAN 【総集編・全編6時間】広瀬隆「二酸化炭素によって地球が温暖化しているという説は科学的にまったく根拠がないデマである」
広瀬氏の指摘のポイントを解説します。上記、動画の最後に広瀬氏の「温暖化パンフ」の有料頒布の案内があります。スライド512枚を64ページにまとめたものです。送料込みで500円です。是非、視聴される方、また、視聴された方は、購入されて熟読されることをお薦めします。
今回、お話しするポイントは
① 現在、地球は温暖化の時期にあるが、この主な原因は、人間の活動による二酸化炭素の排出が原因ではない。太陽の活動(黒点で判断できる)による雲の増加による寒冷化と減少による温暖化、ミランコビッチ周期と言われる地球の地軸と公転軌道の周期的な変化、海流の流れの変化、が原因です。つまり、自然現象です。
そして、地球が温暖化しているから、海に溶けていた二酸化炭素の放出が多くなり、濃度が上昇しています。二酸化炭素が原因、地球の温暖化が結果ではなく、地球の温暖化が原因で、二酸化炭素の増加は結果です。
② IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が主張している、地球温暖化のグラフには多くのねつ造があります。クライメート・ゲート事件が示すように、二酸化炭素地球温暖化説のリーダーである、マイケル・マン(ペンシルバニア州立大学)ら、気温の元データを必死に隠そうとしていたことが明らかに暴露されたメールで明らかになっています。彼らは、二酸化炭素で地球温暖化が進行しているかのように、世界の気温データを改ざんしていたのです。
③ IPCC(気候変動に関する政府間パネル)のリーダーたちは、地球温暖化の原因について研究に対して、「二酸化炭素で地球温暖化説」以外を排撃し、学術論文からも追放する非常に不誠実な態度をとっています。彼らは、太陽の活動の変化による地球の温暖化や寒冷化を認めません。彼らは、ヒートアイランド現象による都市部の温暖化を認めません。気温の元データを「補正」して、自分たちの主張に合うようなグラフを作り続けています。
④ 元気象解説者のアンソニー・ワッツが立ち上げたブログWUWT(Whats Up With That )の市民グループは、足で歩いてアメリカの気温観測地点を確認しました。アメリカ国立気候データセンター(NCDC)の1221ヵ所のうち、1003ヵ所を調べ上げた結果、観測地点がアスファルトの駐車場、エアコンの室外機の前に置かれているようなものが多数見つかりました。NCDCのガイドラインに合う観測地点は1割しかなかったのです。つまり、NCDCは、地球環境の気温を調べていたのではなく、都市のヒートアイランド現象(基本は人間の排熱と大気汚染による放射冷却の妨害による、二酸化炭素ではない。)による気温上昇を調べていたのでした。
⑤ IPCC(気候変動に関する政府間パネル)のリーダーたちは、二酸化炭素で地球温暖化、という説に沿った論文だけが、科学学術誌に載るように圧力をかけてきました。少しでも、「二酸化炭素で地球温暖化」説に懐疑的な科学者の論文は掲載されないように圧力をかけ、または、学術誌の編集部そのものを牛耳ってきたことが、クライメート・ゲート事件の暴露されたメールから浮彫りになっています。
⑥ IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は研究する機関ではなく、公表された学術誌に載った論文をまとめあげて、各国政府に向けた「政策決定者向け要約」を発表する機関です。この科学論文の出典は、先に指摘したように、「二酸化炭素で地球温暖化」グループの論文しか載らない学術誌です。異論反論こそ科学の発展の道筋であるはずなのに。先進諸国は足並みをそろえて、二酸化炭素こそが諸悪の根源というキャンペーンをIPCCの「要約」を活用して行ってきました。日本では、再生エネルギーのためと称して、自民党政権時代には「温暖化対策」として年間3兆円、民主党政権時代になると年間5兆円の規模の「再生可能エネルギー補助金」へ税金を投入してきました。この5兆円は防衛費の額に相当する額です。しかし、もし、二酸化炭素が諸悪の根源でないとしたら、5兆円は無駄金になります。誰の懐に入っているのでしょうか?
⑦ 植物だけが光合成で、炭水化物を作ることができます。動物は植物の作った炭水化物から第一に栄養を得ています。この光合成のエネルギーは太陽のエネルギーであり、炭水化物を合成するための材料は水と二酸化炭素です。
地球上で二酸化炭素濃度が上がることで、全世界の農業生産(単位面積あたりの収量)も上昇してきました。当然、化学肥料等の農業における技術革新も効果がありますが。温室ではものを燃やしたり、炭酸ガスを排出して、二酸化炭素濃度を上げます。ニンジンなどは現在の400ppmの二酸化炭素濃度から300ppmほど上げると、収量が1.78倍にもなります。インドの農民の過去30年間の自殺率を調べると、前半の15年間は増えていたのですが(1996年~2001年)、後半の15年では約30%減っていました(2002年~2015年)。これは総人口が3.3倍になりましたが(インドは国民の50%は農民)、穀物生産量が約5倍になったことが背景にある、と渡辺正氏は指摘しています(「地球温暖化狂騒曲」丸善出版,2018年)。
二酸化炭素は毒ガスではなく、無色・無臭の気体であり、植物の光合成の欠かすことのできない原材料です。二酸化炭素濃度が増えること、更に地球が温暖化することで植物の成長が早まります。二酸化炭素濃度が増え温暖化すると、世界で干ばつが起きる、などという話がありますが、これは科学でも何でもありません。事実は、ここ数十年間で熱帯雨林が加速度的に増えています。朱再春(北京大学)は、33年間に地球全体で植物の量は33%増えた、としています。二酸化炭素の恵みと言えるでしょう。
一方、過去に地球が寒冷化した時期には、冷夏で作物が実らず、餓死者を出しています。天明の大飢饉(1780年)、天保の大飢饉(1830年代)のどちらも、1550年から1850年までの300年間にわたった小氷期でした。
今、対策を準備すべきは、地球の温暖化ではなく、地球の寒冷化です。しかし、地球の寒冷化の研究については、ICPPなどの「地球温暖化」グループの圧力によって、研究予算が出されない事態となっており、世界的に研究が行いにくい状況ができています。
⑧ 太陽光発電が大型のメガソーラー発電となる時、北海道でも九州もあちこちで森林が切り拓かれ、ソーラーパネルが敷き詰められています。森は保水力を失い、土砂降りの雨は大地に吸収されて地下水になることなく、表層を流れていきます。結果的に、保水力のない大地は、汗をかくことができず、熱くなっていきます。
大型の風力発電は、ドイツではブレードの長さが73mとなり、新幹線の車両25mの実に3倍の長さになります。それが風が強いと1分間に20回も回転することになります。この大型風力発電は、不気味な低周波音を出し、付近の住民を苦しめています。睡眠障害や頭痛、疲労感、心血管系への影響も指摘されています。
自然エネルギーは大型化すればエコではありません。自然破壊です。そして、人間や様々な生物の健康も破壊します。
⑨ また、太陽光、風力などは安定した石炭、石油火力などのようにエネルギーとならないため、自然条件に左右されます。安定なエネルギー源とは言えません。「二酸化炭素で地球温暖化」説は、「運転時に二酸化炭素を出さない」原発推進とセットになって、強力に進められています。
EU欧州委員会は2022年1月1日、原発を化石燃料の火力発電にかわるグリーンなエネルギー源として、投資対象とする方針を決定しました。フランスは2021年10月COP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)の開会に合わせて、新たに6基の「欧州加圧水型原子炉 EPR2」を建設すると発表しました。
ポーランドはヨーロッパの中でも石炭火力に依存する割り合いがもっとも高い国で、実にエネルギーの72%を石炭火力が占めています。そのポーランドも二酸化炭素の排出削減目標(2050年めど)は達成できる、としています。それは、ポーランドとして初めてとなる原発を2033年に1基稼働させ、2043年までに追加で5基を稼働させる計画を立てているからです。合わせてポーランドはバルト海沿岸の洋上風力も増設を進める予定です。
世界で進められようとしている「炭素税」はこのポーランドのような国の原発建設に使われようとしています。
⑩ 世界で継続的に二酸化炭素の濃度の測定が始まったのは、1957年キーリングがアメリカ国立気象局から資金を得て、ハワイのマウナロア観測所でした。しかし、この1957年頃は米ソの大気圏内核実験が盛んに行われていた頃です。地球規模で、核実験によるフォールアウト、セシウム137やストロンチウム90が雨や風とともに降ってきていました。日本の気象庁が、フォールアウトの核種分析を開始したのが、まさしく、キーリングが二酸化炭素濃度の測定を開始した年、1957年でした。さらに、1957年は国際原子力機関(IAEA)が出来た年でもあります。ソ連は当初、米ソで核実験を同時に止めようと呼びかけていました。しかし、アメリカはこれを拒否しました。アメリカは自陣営を増やすために、核兵器開発は許さないけれども、「平和のための原子力」を各国に協力して輸出する政策を打ち出しました。そのための機関が国際原子力機関(IAEA)です。
そして、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が設立されたのは、1988年です。これはチェルノブイリ原発事故の2年後にあたります。
「人間による二酸化炭素で地球温暖化」「地球温暖化で壊滅的被害が出る」という科学に基づかない「科学」をキーリングらとIPCCグループは作り出してきたのではないか、と推察されます。その結果は、ウクライナを巡った紛争が起きつつあります。その隣国であり、チェルノブイリ原発事故の最大に被災国であるベラルーシに、ロシアが核兵器を配備するかもしれない、という状況です。また、そのウクライナ、ベラルーシの隣国のポーランドは原発を作り、脱炭素をしようと言っています。いったん戦争が起こったら、原発を除いて空爆をするなどという戦争が可能なのでしょうか?欧州は破滅の道を歩んでいる、と考えます。
「二酸化炭素で地球温暖化」は、私たちの未来を誤った方向に導く「科学」です。歴史に学び、科学的な議論の上に、地球温暖化を考えていきたい、と思います。それは、核兵器も原発もない、平和で安心して暮らせる未来を作るために是非とも必要な作業だと思います。
広瀬隆 二酸化炭素地球温暖化説の崩壊 集英社新書 2010年
槌田敦 CO2温暖化説は間違っている ほたる出版 2006年
赤祖父俊一 正しく知る地球温暖化 誠文堂新光社 2008年
渡辺正 「地球温暖化」狂騒曲 丸善出版 2018年
※ 当日はツイキャス中継のみを行います。会員の方はZoomでも視聴できます。
※ 臨時例会終了後、ネット懇親会を20:00~22:00行います。会員限定です。会員の方で希望されるかたはZoomのアカウントを作ってお待ちください。ネット懇親会のご案内を差し上げます。
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