内部被ばくを教える市民研究会12月例会(ツイキャス&Zoomー会員限定)および懇親会(Zoomー会員限定)12月25日(木)13:30および20:00

久しぶりに、内部被ばくを教える市民研究会のオンライン例会を、12月25日(木)開催します。
12月例会 2025年12月25日(木)
13:30〜の例会は、ツイキャスで公開します。また、録画も公開しますので、お時間が合わない方は、是非、録画をご覧下さい。 
内部被ばくを考える市民研究会 ツイキャス
http://twitcasting.tv/naibuhibakushim/show/
     記
内部被ばくを教える市民研究会 12月例会
2025年12月25日(木) 13:30〜15:30
テーマ 
(1) 青森県東方沖地震と六ケ所再処理工場のスロッシング。柏崎刈羽原発と泊原発再稼働のゆくえ 13:30〜14:15
(2) 歯にたまるストロンチウム90。原発の通常運転が撒き散らすストロンチウム90と子どものがん 14:20〜15:00
(3) 今、日本の食品の放射能汚染はどうなっているか?厚生労働省 食品中の放射性物質の検査 2024年度より15:05〜15:30

また、内部被ばくを考える市民研究会の会員限定のZoom 懇親会も開催します。会員のみなさんには、Zoomの案内をします。
同日 2025年12月25日(木) 20:00〜22:00

質問も受け付けます。事前にいただけると、準備がきちんと出来ます。
川根眞也
kawaneアットradiationexposuresociety.com
アットを@に変えて下さい。
まで。

3番目の食品の放射能汚染については、気をつけるべき食品についても、話します。キノコは当然ですが、タケノコ、サツマイモ、こんにゃく、大豆、そば、唐辛子、エゴマなどについても触れます。浪江町や南相馬市などの、避難指示解除地域で生産された農作物が流通しています。また、千葉、茨城、群馬など、サツマイモやこんにゃくの産地での放射能汚染はまだまだ続いています。

以下、2冊の本を読んで内容を紹介します。

七沢潔『原発をとめた人々』地平社 2025年11月28日

渡辺満久『土地の「未来」は地形でわかる』日経BP 2014年12月15日

2冊目の紹介
竹内憲一 
渡辺満久: 土地の「未来」は地形でわかる――
災害を予測する変動地形学の世界――.日経 BP,
2014 年,198 p., 1,800 円.
https://www.jstage.jst.go.jp/…/5/89_256/_article/-char/ja

第 7 章「活断層を知ることが防災につながる」では,1995 年の兵庫県南部地震の際に,震災の帯の下に活断層はないと報道したマスコミの責任を指摘し,M7 クラスの地震を起こす活断層の「揺れ」と「ズレ」による国内・国外の被害の事例を紹介し,活断層近傍の土地利用規制の必要性を提言する.原子力施設の安全性の問題では,島根原発近傍の鹿島断層,敦賀原発敷地内の浦底断層,下北半島の六ヶ所核燃料施設直下の六ヶ所断層(海底の大陸棚外縁断層の分岐断層),大飯原発直下を通る「旧 F-6 破砕帯」の消滅と「新 F-6 破砕帯」の登場の事例を取り上げている.どの事例も,事業者による活断層の過小評価や調査の杜撰さを問題とする.著者は原子力規制委員会の外部有識者として活断層評価に関わった経験をもつことから,変貌しつつある同委員会の川内原発の安全審査に対する率直な不安と関心を述べている.

「おわりに: 変動地形学は役立つか」では,本書のまとめと展望が述べられている.1)変動地形学は「地理学」の一分野であることへの認識,2)変動地形学研究者が実学としての役割を重視してこなかったことへの反省,3)地理学が低調であることの 3 点をあげて,原子力施設の安全性に関する問題提起の役割の意義を述べ,活断層の位置を知ることこそが地震被害の軽減に繋がることを提起する.

国内には,海底を含めて約 2,000 本の活断層が認定されている.本書で取り上げられている活断層の大半は,都市部の災害と原子力施設の災害の両者を視野に入れて選択されている.とりわけ著者は,2006 年に行われた中田高氏による島根原発の鹿島断層の調査に参加して以来,事業者による活断層の過小評価に疑義をもち,研究者として社会的な発言を開始した.解説書のスタイルを採る本書は,著者の豊富な研究成果を土台にした社会的発言の書でもある.初心者を含めて重要内容の理解を促す配慮が随所にみられ,幅の広い読者層を想定している.

本書は,2011 年 3 月 11 日の東北地方太平洋沖地震(M9.0)を引き起こしたのは,日本海溝付近に連続する長大な活断層であったとする.この巨大地震は,巨大津波を伴う広域被害と「安全神話」の崩壊を意味する原発震災を引き起こしている.評者は遅ればせながら,3.11 巨大地震を契機にして活断層評価の問題に関心をもった.3.11 巨大地震以降の著者は,地理学界に対して原子力施設の安全性に関して沈黙してよいのかという強い問いかけを行っている(渡辺・鈴木 2011; 渡辺 2013).

著者の本領は活断層の地形判読にあるが,評者が変動地形学をより身近な学問と感じたのは,著者らの問題提起に啓発されたことによる.変位した地形の姿から活断層を読み取ることは,土地利用が集約的な日本列島において,防災・減災の意義としてもきわめて重要である.とりわけ原子力施設のような過酷事故を伴う重要構造物の立地に関しては,推進者の「安全神話」と「想定外」(未想定)を科学的に反証し,人命を優先とする研究姿勢が求められている.著者は,経済的利益と安全性を天秤にかける論議は控えるべきであると述べる.本書は著者の主張を語り尽くしているとは思われないが,変動地形に関心をもつ者が一読すべき書であると言うことができる.

 内部被ばくを考える市民研究会 川根眞也

[記事1]

【更新2】青森・再処理工場で燃料プールから650リットルの水あふれる 安全上問題なし<八戸震度6強>
2025年12月9日 河北新報

 日本原燃は9日、青森県で震度6強を観測した地震の影響で、使用済み核燃料再処理工場(同県六ケ所村)の燃料貯蔵プールから、放射性物質を含む冷却水約650リットルがあふれ出たと発表した。外部への流出はなく、安全上問題ないという。

 原燃によると9日午前2時34分、使用済み燃料受け入れ・貯蔵建屋内の燃料貯蔵プールから水があふれているのを確認した。

 プールは深さ11・5メートルで、使用済み燃料2968トンを冷却貯蔵。水位が0・8ミリ下がったものの、安全を維持できる範囲だという。排気筒モニターや敷地内のモニタリングポストにも異常値は見られなかった。

 六ケ所村では震度5弱が観測された。燃料貯蔵プールから水があふれたのは、震度4で約600リットルが出た東日本大震災以来という。

 ウラン濃縮工場やプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料工場など、他の核燃サイクル施設には異常がなかった。

 東京電力は福島県に津波注意報が発表されたのを受け、8日午後11時42分、福島第1原発処理水の海洋放出を停止。注意報解除後、9日午後2時34分に再開した。放出は予定通り22日に完了する見通し。

 東北電力の女川原発(宮城県女川町、石巻市)と東通原発(青森県東通村)、東京電力と日本原子力発電が出資する「リサイクル燃料貯蔵」の使用済み核燃料中間貯蔵施設(同県むつ市)も異常は確認されなかった。

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