[初稿]2025年10月5日 23:55pm
[訂正]
2025年10月6日 5:00am
異常なダスト 大熊町 誤 2.0ミリベクレル/m3 → 正 0.20ミリベクレル/m3
田村市 誤 3.5ミリベクレル/m3 → 正 0.35ミリベクレル/m3
大熊町 誤 6.0ミリベクレル/m3 → 正 0.60ミリベクレル/m3
(1)2025年10月5日(日)岐阜県関市で1日中、異常な空間線量率を計測しました。それだけでなく、2025年9月は1月毎日、高い空間線量率を計測しました。
川根が住む岐阜県は、日本でも有数の岩石中のウラン、トリウムの含有率の高い地域です。中津川市では、普通に空間線量率が0.23マイクロシーベルト/時(β線、γ線)を超える場所があります。
しかし、川根が住む関市での通常の空間放射線量率は、0.09~0.12マイクロシーベルト/時(β線、γ線)程度です。時々、0.14や0.15を計測する日もあります。しかし、0.17は年に数回くらいしかありませんでした。
そこで、0.17マイクロシーベルト/時(β線、γ線)以上の空間放射線量率を「異常な空間線量率」として、計測することにしました。2024年11月から測定を開始し、日々、通勤中、散歩中、出先で屋外および車内で測定した結果を筆記で記録しました。
しかし、2025年9月は、ほぼ毎日、0.17マイクロシーベルト/時(β線、γ線)以上を計測しました。岐阜県関市に避難・移住して8年目。初めての経験です。
(2)今日の異常な空間線量率を写真とともに掲載します。
1 空間線量率 0.19μSv/時 0cpm Valor前 岐阜県関市 2025年10月5日 11:35am

2 空間線量率 0.18μSv/時 1cpm Valor駐車場(車内) 岐阜県関市 2025年10月5日 12:28pm
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3 空間線量率 0.19μSv/時 2cpm 出光石油駐車場(車内) 岐阜県関市倉知蓼原 2025年10月5日 12:44pm
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4 空間線量率 0.19μSv/時 1cpm 東山交差点(車内) 岐阜県関市東山 2025年10月5日 13:16pm
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5 空間線量率 0.18μSv/時 0cpm Valor前 岐阜県関市 2025年10月5日 17:20pm

6 空間線量率 0.19μSv/時 5cpm アパート前 岐阜県関市 2025年10月5日 17:26pm

(3)これまで、単に、川根の放射線測定器が故障しているのか、とも思いました。しかし、原子力規制委員会 放射線モニタリング情報が、福島県11地点の大気浮遊じんのデータを公表しています。今年3月4月5月に異常なダストが計測されていました。
本日、台風22号の影響だけではなく、東京電力福島第一原発の廃炉作業、いや、核燃料デブリ取り出し作業のため、大量の放射能が建屋から撒き散らされていたために、川根の住む岐阜県関市在住付近まで放射能が吹き続け、本日2025年10月5日1日中、異常な空間線量率が計測されたのだと思います。
1 大熊町下野上清水 Cs137 0.0002ベクレル/m3(=0.20ミリベクレル/m3) 2025年3月大気浮遊じん 原子力規制委員会 放射線モニタリング情報 大気浮遊じん

2 田村市船引町地区 Cs137 0.00035ベクレル/m3 (=0.35ミリベクレル/m3)2025年4月大気浮遊じん 原子力規制委員会 放射線モニタリング情報 大気浮遊じん

3 南相馬市小高区 Cs137 0.0006ベクレル/m3 (=0.60ミリベクレル/m3)2025年5月大気浮遊じん 原子力規制委員会 放射線モニタリング情報 大気浮遊じん

測定地点 原子力規制委員会 放射線モニタリング情報 大気浮遊じん が以下です。

(4) データはこちらから。上記、グラフ、画像は、このデータから川根が編集したものです。
大気浮遊じん 2024年10月~2025年10月 原子力規制委員会 放射線モニタリング情報 2025年10月5日閲覧
(5) 2025年3月、4月、5月に、0.20ミリベクレル/m3、0.35 ミリベクレル/m3、0.60ミリベクレル/m3を福島県で計測しているのは異常です。
これは、東京電力 福島第一原発事故直後の2011年3月〜5月に、群馬県高崎市CTBTで観測された数値1〜6ミリベクレル/m3の1/10のレベルです。
高崎に設置されたCTBT放射性核種探知観測所における放射性核種探知状況 2011年5月30日時点 日本国際問題研究所 軍縮・不拡散促進センター
原文 pdf 高崎に設置されたCTBT放射性核種探知観測所における放射性核種探知状況 2011年5月30日時点 日本国際問題研究所 軍縮・不拡散促進センター
現在、「日本国際問題研究所 軍縮・不拡散促進センター」は、改組されて、2019年7月「日本国際問題研究所 軍縮・科学技術センター」になりました。それと同時に、以下の資料がすべて削除されています。
放射能データの焚書です。

高崎CTBTでは2011年3月15日は5644ミリベクレル/m3や3月20日3786ミリベクレル/m3、3月21日190ミリベクレル/m3、3月22日35ミリベクレル/m3、3月29日118ミリベクレル/m3、3月30日58ミリベクレル/m3、などのピークがありました。
しかし、上記のようなピーク以外は、2011年3月4月5月は、セシウム137で1〜6ミリベクレル/m3程度でした。
高﨑CTBTが測定した、空気中のダストの放射能、原発事故直後の2011年3月12日~3月28日を掲載しました。単位がμBq/m3となっているので、mBq/m3(ミリベクレル/m3)を青字で書き加えました。ダウンロードしてご覧下さい。