熊本県阿蘇のコシヒカリのご案内 2025年 水田土壌のセシウム137は2.6±0.54ベクレル/kg、セシウム134はND(不検出 <0.081ベクレル/kg)

今年も阿蘇のコシヒカリのご案内をします。大変、申し訳ありませんが、米価格高騰と宅配料金の値上げのため、米1俵35,000円、30kgあたり17,500円でのご案内となります。これは、1俵あたり1000円(半俵30kgあたり500円)の土壌の放射能測定費用カンパを含んだ金額です。

 販売数量は20俵(40袋−1袋30kg−)です。

 このお米は、除草剤を1回だけ使用し、有機肥料で育てた、有機肥料・減農薬の特栽米です。

 川根眞也が熊本県阿蘇市の現地に飛び、米とネギ、赤牛農家の田中幸博さんの協力を得て、水田の放射性セシウムの核種分析もしています。

水田 土壌 放射性核種分析 セシウム137のみ2.6±0.54ベクレル/kg検出。

水田場所:熊本県阿蘇市中原152-1 214工区

土壌採取:2025年5月4日採取者:田中幸博

放射性セシウム:セシウム134 不検出 検出限界値 0. 081Bq/kg

        セシウム137  2.6± 0 .54Bq/kg

測定器:Ge: 高純度ゲルマニウム半導体測定器( フランス Itech 社製)InterWinner(Itech 社製)

測定時間:96時間

測定機関:ちくりん舎 共同ラボ(NPO 法人 市民放射能監視センター)

〒190-0181 東京都西多摩郡日の出町大久野 7444

添付資料: ちくりん舎結果報告書 熊本県 阿蘇市 水田土壌 152-1 214工区 セシウム137 2.6Bq/kg セシウム134 ND(<0.081)ウラン235 0.85 2024年5月4日 採取 田中幸博

熊本県阿蘇市 水田土壌 中原152-1 214工区 Cs134 ND <0.081 Cs137 2.6 U235 0.85 2025年5月4日 ちくりん舎測定結果報告書
熊本県阿蘇市 水田土壌 中原152-1 214工区 Cs134 ND <0.081 Cs137 2.6 U235 0.85 2025年5月4日 スペクトルデータ ちくりん舎測定結果報告書

 ちなみに、玄米そのものの放射性セシウムの汚染度は測っていません。土壌が2.6ベクレル/kgであることから、玄米の放射性セシウムの汚染度は0.02ベクレル/kg未満である可能性が高く、測定が困難であるからです。水田土壌からその安全性を確認しています。

 添付資料が、原発事故前2009年の白米および水田作土のストロンチウム90とセシウム137濃度との関係です。水田作土中のセシウム137が1.9ベクレル/kgの山梨県甲斐では、その水田で作った白米がND(不検出)でした。水田作土中のセシウム137が1.9〜最高7.3ベクレル/kgの水田で作った白米がND(不検出)でした。白米中のセシウム137が検出されたものでは、もっとも水田作土が汚染されていないもので、水田作土が5.2ベクレル/kg、白米が0.025ベクレル/kgです。白米の汚染は、水田作土の約200分の1です。

2009年度 白米および水田作土のストロンチウム90、セシウム137濃度 【単位】ベクレル/kg

2009年度 白米および水田作土のストロンチウム90、セシウム137濃度 【単位】ベクレル/kg

 この阿蘇のコシヒカリの水田土壌のセシウム137は2.6ベクレル/kgですから、上記、白米および水田土壌の放射性核種分析を行った、農業環境技術研究所の検査能力を使っても、不検出(ND)となると思います。

 以下資料が、2011年3月12日5時から同年5月1日0時までの、放射性セシウム137の積算沈着シュミレーションです。日本原子力研究開発機構が原発事故があった年、2011年9月6日に公表しました。しかし、すべての新聞各紙がこれを無視し、日本の東日本の地域および太平洋側の海の放射能汚染を隠しました。

2011年3月12日5時から5月1日0時までのセシウム137の積算沈着予想 日本原子力研究開発機構 2011年9月6日公表

2011年3月12日5時から5月1日0時までのセシウム137の積算沈着予想 日本原子力研究開発機構 2011年9月6日公表

 私たちは基本的に、上記の色塗られた地域の農林水産物は食べるべきではない、と考えています。「ふくしま食べて応援」には賛同しません。

 2013年から、熊本県阿蘇市の米農家さんと提携し、水田土壌を計測しながら、その放射能汚染度を公開しながら、お米の案内をしてきました。田中幸博さんは264アールもの水田を有するため、阿蘇のこしひかりを作る水田は同じではありません。従って、年1回水田土壌の放射能汚染を計測する水田も同じではありません。

しかし、水田は違っても、熊本県阿蘇市の1km×1kmの範囲にある水田土壌を毎年1回計測してきたことになります。今回、水田が1km×1kmの範囲にあるとして、2013年〜2025年までの12年間の水田土壌のセシウム137の推移のグラフを作ってみました。

阿蘇のコシヒカリ 水田土壌 2013年~2025年 内部被ばくを考える市民研究会 川根眞也

添付:阿蘇のコシヒカリ 水田土壌 2013年~2025年 内部被ばくを考える市民研究会 川根眞也

 このグラフの近似曲線を描くと、この10年間でセシウム137の放射能汚染度は0.5ベクレル/kgも上昇している傾向にあることがわかりました。採取している水田が変わっているので、厳密には比較できません。2013年から2025年、年1回土壌測定した結果一覧です。

昨年度の分析では、「放射能汚染の上昇には、東電福島第一原発の廃炉作業がもっとも大きな影響を与えている可能性があります。建屋を開放したまま、3号機建屋屋上の放射能がれきを撤去したり、現在、2号機で行われているような核燃料デブリの取り出しをしたりするたびに、放射能が環境のまき散らされています。」と書きました。

しかし、2015年から九州電力川内原発2号機(10月)、1号機(12月)が再稼働し、2018年から九州電力玄海原発3号機(5月)、4号機(6月)が再稼働しています。東京電力福島第一原発の廃炉作業は年によって、放出される放射能の増減が観測されています。

一方、阿蘇の水田の土壌には一貫した増加傾向にあるように思えます。昨年度の「東電福島第一原発の廃炉作業がもっとも大きな影響」という分析が誤りではないか、と考えます。九州電力の原発(川内原発1号、2号、玄海原発3号、4号)の出す放射能が10年間で0.5ベクレル/kgのセシウム137の汚染を引き起こしている可能性がある、と考えます。

過去の原発事故前の日本の土壌(2009年度)が以下です。これは主に大気圏内核実験および一部チェルノブイリ原発事故の影響と考えられます。ただし、一部、茨城県那珂東海村60ベクレル/kgついては、1999年9月30日におきたJCO臨界事故による影響である、と考えられます。これからすると、まだ、この熊本県阿蘇市の2.6ベクレル/kgは非常に小さい汚染であると考えます。

土壌 0~5cm中のCs137の調査地点と測定値 2009年度 年間平均値 文部科学省 日本の環境放射能と放射線

[添付] 土壌 0~5cm中のCs137の調査地点と測定値 2009年度 年間平均値 文部科学省 日本の環境放射能と放射線

日本では、沖縄県と北海道の一部を除いては、どこでも原発80km圏内に入ってしまいます。すべての原発を廃炉にすること以外には、私たちは放射能汚染の被害から逃れることはできないのだと思います。

熊本県阿蘇市 水田土壌 田中幸博さん [単位]Bq/kg

採取者:川根眞也および田中幸博

測定機関:ちくりん舎共同ラボ

測定機器:高純度ゲルマニウム半導体検出器 InterWinner Itech社

2013年 セシウム134ND(<0.45) セシウム137 2.02

2014年 セシウム134 ND(<0.91) セシウム137 2.2

2015年 セシウム134 ND(<0.06) セシウム137 0.52

2016年 セシウム134 ND(<0.91) セシウム137 2.2

2017年 セシウム134 ND(<0.08) セシウム137 0.96

2018年 セシウム134 ND(<0.12) セシウム137 1.4

2019年 セシウム134 ND(<0.097) セシウム137 1.1

2020年 セシウム134 ND(<0.093) セシウム137 1.7

2021年 セシウム134 ND(<0.075) セシウム137 1.9

2022年 セシウム134 ND(<0.083) セシウム137 2.2

2023年 セシウム134 ND(<0.096) セシウム137 1.6

2024年 セシウム134 ND(<0.034) セシウム137 2.3

2025年 セシウム134 ND(<0.081) セシウム137 2.6

水田土壌 採取場所

2013年 熊本県阿蘇市中原127

https://www.radiationexposuresociety.com/archives/3605

2014年 熊本県阿蘇市

https://www.radiationexposuresociety.com/archives/5065

2015年 熊本県阿蘇市中原

https://www.radiationexposuresociety.com/archives/6195

2016年 熊本県阿蘇市狩尾下野

https://www.radiationexposuresociety.com/archives/6896

2017年 熊本県阿蘇市中原97 熊本県阿蘇市中原127

https://www.radiationexposuresociety.com/archives/7503

2018年 熊本県阿蘇市中原97

https://www.radiationexposuresociety.com/archives/9176

2019年 熊本市阿蘇市中原127

https://www.radiationexposuresociety.com/archives/11612

2020年 熊本県阿蘇市中務原33-1

https://x.gd/UoNWEu

2021年 熊本市阿蘇市中原154

https://x.gd/tGlXB

2022年 熊本市阿蘇市中原154 14工区

https://x.gd/FSsV7

2023年 熊本市阿蘇市中無田55-1

https://x.gd/gOhcj

2024年 熊本市阿蘇市中原154

https://x.gd/CBiDa

2025年 熊本県阿蘇市中原152-1 214工区

https://x.gd/hUNj5

阿蘇のコシヒカリを受け付けます。

販売予定数:販売予定数量 20俵(60袋,30kg×40) 申し込みが20俵になった時点で申し込みを終了いたします。

申し込みアドレス

entry.naibu@gmail.com  内部被ばくを考える市民研究会 事務局

申し込み内容

1.氏名

2.メールアドレス

3.申し込み俵数・箱数 阿蘇のコシヒカリ   俵

ねぎ       箱

(1俵60kg 35,000円、半俵30kg 17,500円)

4.送付先住所

5.電話番号

6.振り込み金額      円(1俵あたり35,000円、半俵あたり17,500円)

7.振込者名

※ 申し込み者と振込者名が違う場合は必ず7番をお書き下さい。

申し込み締め切り 2025年8月31日

同じ場合は「1に同じ」で結構です。

※ 今回は翌年1月末発送は行いません。9月中旬の発送のみとさせていただきます。

              内部被ばくを考える市民研究会 川根 眞也

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