内部被ばくを考える市民研究会 例会 2022年3月20日(日)13:30~15:30 ツィキャスのみ配信

※ 基本的に毎月日曜日に開催しています。以下、ツイキャスをご覧下さい。会員の方はZoomでも視聴できます。

ぜひ、ツィキャスをご覧下さい。

ツイキャス http://twitcasting.tv/naibuhibakushim/show/

本日のテーマ

1. 福島第一原発の核燃料デブリは取り出せない。チェルノブイリ原発と同様な石棺化を。立ち入り禁止区域の設定を。

13:30~14:00 報告 川根眞也

2. 改めてチェルノブイリ原発事故とは何だったのか?メドベージェフ『チェルノブイリの遺産』を読む

14:00~14:30 報告 川根眞也


3. ロシアはウクライナ軍事進攻を止めるべきだ。ロシア軍は劣化ウラン弾を使うな。

14:30~15:00 報告 川根眞也


4. 6人の小児甲状腺がん患者が東京電力に損賠賠償請求を求めて提訴。裁判を支援しよう。

  15:00~15:30 報告 川根眞也

ツイキャス http://twitcasting.tv/naibuhibakushim/show/

3では、ロシア軍の戦車が劣化ウラン弾を装備していて、それをウクライナの首都キエフ攻撃に使う危険性について話します。劣化ウラン弾は過去にアメリカがイラクへの湾岸戦争(1991年)、イラク戦争(2003年)、また、NATO軍がボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争(1995年)、コソボ紛争(1999年)に使用したものです。イラクのファルージャなのでは、先天性障害が急増しており、2010年12月30日にイギリス、ガーディアン紙が「ファルージャでの先天性障害やがんの増加は、米軍による攻撃が原因かー新たな調査が示唆 新生児障害は平均の11倍」と報じました。

 劣化ウラン弾の砲弾の数々です。中央の先端がとがったろうそくのようなものが、戦車の装甲を貫く劣化ウランのペネトレーター(貫通体)です。これを装備した砲弾をロシア軍が使う可能性があります。

劣化ウラン弾「ファミリー」と他の砲弾 放射能兵器 劣化ウラン 劣化ウラン研究会 技術と人間社 2003年 p84

イラク、バグダットで生まれた無脳症の赤ちゃんです。2001年森住卓さん撮影。

生まれたばかりの無脳症の赤ちゃん 放射能兵器 劣化ウラン 劣化ウラン研究会 技術と人間社 2003年 p57

 また、湾岸戦争に参加した兵士、コソボ紛争に参加した兵士に、それぞれ「湾岸戦争症候群」「バルカン症候群」と呼ばれる健康被害が起きています。

 湾岸戦争症候群の帰還兵650人の症状 Nicolson,G.L,Hyman,E.,Korvi-Both.Col.A.Lopez,D.A,Nicolson,N.,Rea,W.,Umovitz,H. Progress on Persian Gulf War Illness 1995年

 イラクで2003年劣化ウラン弾の被弾した戦車や大砲の解体・回収作業にあたったアメリカの兵士ジェラルド・マシューさんが帰国後に作った赤ちゃんの右手には指が2本しかありません。

小さな指が2本しかないビクトリアちゃん ニューヨーク・ディリー・ニュース紙 2004年9月29日の記事「戦争のもっとも小さな犠牲者」より ヒバクシャになったイラク帰還兵-劣化ウラン弾の被害を告発する- 佐藤真紀 大月書店 2006年

 ウクライナは1986年のチェルノブイリ原発事故で大量の放射能汚染になった国です。放射線被ばくした親から生まれた子どもたちは1987年は80%が健康であったのにかかわらず、1996年には実に30%しか健康でありません。その国がまた、放射能汚染の被害を受ける危険性があるのです。

ウクライナで被ばくした人々の健康状態の悪化 チェルノブイリ原発事故がもたらしたこれだけの人体被害 核戦争防止国際医師会議ドイツ編 合同出版 2012年 p.85 図は原文より

 戦争は即時停止するべきです。また、劣化ウラン(略称 DU,Depleted Uranium)は使うべきではありません。国際法で禁止すべきです。

4では、東電福島原発事故から11年経つ今年1月に、原発事故当時6~16歳、甲状腺がんにかかった子どもたちが東京電力に損害賠償請求を求める裁判を起こしました。この内容をお伝えします。

以下が2022年1月29日、6人が提訴した日に行われた裁判の報告集会で、原告が訴えた肉声です。6分49秒。是非、聞いて下さい。

「誰にも言えず10年を過ごした」原告6人の声〜小児甲状腺がん患者が東電提訴

2022年1月29日

 原告は県民健康調査で甲状腺がんと診断され手術を受けた6人で、4人が中通り、2人が会津地域と相双地域に居住していました。2人が手術で甲状腺の片側を切除し、4人は再発により全摘しています。6人は現在17~27歳で福島、東京、神奈川の各都県で暮らしています。

 この裁判を応援しましょう。そして、放射能汚染地帯に住む住民が内部被ばくした場合の保養を受けられる権利の保障と、万が一甲状腺がんなどさまざまな疾患にかかった場合のすべての医療を無償にすることを求める運動につなげていきましょう。広島、長崎の被爆者は原爆被ばくに起因する疾患(11疾患)にかかった場合、原爆症と認定された場合に限りますが、月額33,670円(2011年4月現在)の健康管理手当を支給されています。これは、すべて、治療に消えてしまう額であると言われます。しかし、もし、支給されない場合、被爆者であるために治療にお金がかかり、貧困に苦しむことになります。

 私たちは東電福島第一原発による、新たな被爆者です。正当な補償と健康に生きる権利、貧困に苦しまずに生きる権利を求めていきましょう。

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